下北半島の西南、むつ市脇野沢村で焼き干し生産が最盛期を迎えている。定置漁獲のカタクチイワシ(セグロ)などを天日干し、炭火焼きする伝統的加工品で、うま味が濃縮され煮干しの数倍のだしが取れる。だが、今季はメーンのセグロが減り苦戦気味だ。
むつ市大畑町の株式会社金城水産(濵田英樹代表取締役)は15日、第十八金城丸の進水式を大畑漁港で催行、お披露目した。FRP製13トン型の定置船で、エンジンは650馬力。高い積載能力と抜群の安定走行、速力を実現した。水揚げの半分近くを占めるスルメイカのために、同県の定置船では珍しいフィッシュポンプを搭載。11月からの稼働が注目される。
北海道の秋サケは10月半ばでようやく6万トン台に乗せ、シーズンを折り返した。漁獲量が低位となった平成22年以降の漁獲動向に照らすと、今季の水揚げは9万トンにも届かない記録的不漁の様相。一方、キロ平均単価は大半の地区が税抜きでキロ500円以上に付き、平成4年(全道平均558円)以来の超高値で推移している。
ホタテは食用以外の部位でも、需要拡大や規制が着々と進んでいる。貝殻はカキの原盤を中心に需要が伸びているほか、加工場では排水処理の規制が厳格化され、最新システムを導入する動きもある。
10万トン超えの水揚げとなった青森県陸奥湾。浜値高騰で金額は200億円(税込)を突破、ともに史上最高を更新中だ。県漁連は来年3月までに約6000トンの成貝出荷を予測、本年度の水揚量は10万6~7000トンとなる見通し。浜値も高値基調で金額のさらなる上積みが期待される。
(地独)青森県産業技術センター内水面研究所は今季のサケ稚魚生産で、ふ化用水を加温する新技術の卵管理システムで発眼までの期間を短縮し、放流に適する1グラムサイズまでの成長を早める実証試験を行う。用水の温度が低いふ化場では1グラム未満でも適期に放流せざるを得ないという現状があり、改善を狙う。試験は老部川ふ化場(東通村)で10月下旬から予定される。
広尾漁協のシシャモ漁は低調な出足となった。白幡定シシャモ部会長は「水温が高い」と指摘、水温低下による漁好転に期待する。組成は大サイズ主体。浜値は強含みの展開だ。
六次産業化に特化した展示会が千葉県の幕張メッセで12~14日開催された。食品機械、厨房機器メーカーの出展が目立っていた。農業向けをメーンとする展示会だが、水産関連でも活躍している機器が目白押し。それぞれ得意の技術を披露し、生産者の「加工」を後押しする提案を行った。
道漁連と道こんぶ消費拡大協議会は17日、札幌市立手稲宮丘小学校で昆布に関する食育授業を開いた。同校5年生108人とその保護者16人が対象。だしの試飲でうま味の相乗効果を体感させるとともに、原藻や漁具、漁模様の映像を見せながら授業を展開、日本の食文化を支える昆布への関心を高めた。
根室湾中部漁協のホッキけた引はナギに恵まれ、順調にノルマを消化している。浜値もキロ500円前後と、ここ3、4年並みの高値で推移している。