厚岸漁協のコンブ漁では、ナガやアツバのほかにオニコンブも水揚げしている。製品作りでは洗浄・乾燥後きれいに伸して成形するなど手間と時間をかけて生産。だし昆布を主体に加工原料としても扱われ、同漁協直売店でも各種製品を販売、好評を博している。
岩手県大槌町は8日、東京都内の大型ショッピングモール・ららぽーと豊洲で「岩手大槌サーモンフェスタ in 東京」を開催した。目玉は大槌サーモンのアピールで、特別メニューも用意。生きたままの稚魚も披露し、普段見ることができない子どもたちの笑顔を引き出した。見る・触れる・食するを通じ、大槌町が取り組む事業や町の魅力についてPRした。
マルハニチロ株式会社の2026年3月期中間期決算は、北米ユニットの大幅な収益改善や好調な欧州事業が貢献し、営業利益は前年同期比16.6%増の187億となり、中間期では過去最高益を更新した。売上高は0.9%増の5367億円、経常利益は16.8%増の183億円。10日の決算説明会で小関仁孝常務執行役員は水産資源セグメントについて「中期経営計画で掲げた北米の収益改善や漁業の操業効率改善により、全体では前年対比で増益」であることを明らかにした。
東京都・豊洲市場の北海道産マダラ白子消流は、大衆居酒屋向けの安価な商材が順調に動く一方、料理店向けの高級品は低調に推移している。消費者の倹約志向などで飲食店需要が価格優先の傾向。浜の天候悪化で集荷にも苦戦している。
岩手県の山田湾で養殖トラウト「岩手・三陸・やまだオランダ島サーモン」を手掛ける三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)は12日、試験養殖期間を含め5季目で初の自家生産種苗7トン(約1万5500尾)を海面いけすに投入した。秋サケふ化場を有効活用したもので、関係者によると「成育は順調」。同漁協は今季、県内他産地の種苗を含め40トンを投入、来年4月からの出荷を予定し、160トンの生産を見込む。
宮城県気仙沼市大島で、7月末に発生したロシア極東カムチャッカ半島地震の津波で甚大な被害を受けた養殖カキ生産者が身入りの良いカキを消費者に届けようと奮闘している。市によると同地域の被害額は約1億4千万円で、被災漁業者を支援するクラウドファンディングも実施された。むき身カキを出荷する株式会社ヤマヨ水産の小松武代表は「応援して良かったと思ってもらえるようなカキを届けたい」と懸命に前を向く。
道南太平洋のスケソ刺網漁は10月1日に解禁したが、胆振管内の主産地・いぶり中央漁協は薄漁に加えて、シケで網揚げを余儀なくされるなど操業回数も伸び悩み。ハシリから水深400メートル前後で操業する着業者は「群れは薄く、シケがあるとなおさら厳しい」と序盤の漁模様を示す。一方、浜値は昨年同様に薄漁高値の滑り出し。地元加工業者は「最近は卵成熟が早期傾向。真子の時期も集中している」と、今後の漁況を注視している。
網走漁協の船上活じめブランド「釣きんき」の水揚げが上向いている。着業する第五十八勝喜丸(34トン)の木村剛船頭は「1航海で多い時は60~70箱。秋口から増えてきた」と好感触。浜値は高値基調で1箱(3キロ)5尾はキロ1万5千円前後を付けている。
日本昆布協会(瀬川靖会長)は6日、横浜市の新横浜プリンスホテルで秋の例会を開き、本年度上期事業の実施内容を報告した。輸入昆布は主力の中国産が1400トンの見込みで、9月末時点で315.6トンを搬入。消流宣伝では大阪・関西万博や食育イベントに参加、だしの奥深さや取り方を教えたほか昆布の魅力をPRした。
東京都・豊洲市場の北海道産活じめブリ消流は11月に入って卸値が10月下旬に比べて倍に急騰し、一時的に荷動きが減速している。大口の量販店などが取り扱い意欲が消極化。飲食店が1尾単位で仕入れる程度になっている。4日時点の相場は古平産(9キロ以上)がキロ1300~1200円、羅臼産が1800円など産地で異なるが、総体的には高値で推移。仲卸は「10月下旬まで600~500円で仕入れていたのものがシケ絡みで値上りした。量販に供給するにはせめて千円以下に抑えたいところ。今後の水揚げ安定化に期待する」と話す。