鹿部漁協のゴッコ刺網が始まった。着業者の熊川直士(まさと)さんは「例年盛漁期は2月。昨シーズンも1月下旬からまとまった」と話し、今後の漁本格化を待ち望む。
産卵で岸寄りするゴッコを狙い浅場に網を仕掛ける。熊川さんは昨年12月22日に漁を開始し、9日現在8回操業。12月は3本(1本網3反)を刺し、日産30キロ前後、年明けは4本で10、20キロ台という。
早煮の草分け的商品「おとひめこんぶ」で知られる、えさん漁協椴法華地区の促成は、昨年11月下旬の種付け後、大きな芽落ち被害はなく順調に付いているが、葉体の伸びはいまひとつという。
新潟県佐渡、両津湾の大型定置網で寒ブリ(1.7キロ以上)が好漁だ。特に10キロ前後の大物が多い上、価格も例年より良く金額が伸びている。年明けはスルメイカの大漁もあってブリは減ったが、1月末まで期待できシケに願いがかかる。
出足好調だったひやま漁協のスケソ延縄が伸び悩んでいる。12月~1月5日現在の累計数量は前年同期比25%減の710トン。1隻3トン前後で始まった日産数量は12月下旬に1トンを割る船も。ただ浜値は強含みで金額は昨年並みを維持している。
旭川市の水産物卸・水産加工、くまだ株式会社(熊田泰也社長)はこのほど、海藻やさけ節をブレンドした「5種の海藻汁」=写真上=と、「鮭節おかか飯」=写真下=を開発、販売を始めた。「海のかけらシリーズ」と銘打って、海のミネラルを手軽に家庭の食卓に乗せる新たな商材として売り込んでいく。
「レベルが高くて驚いた」―訪れた観光客が口をそろえるのは、札幌市内の回転ずしのこと。手ごろな価格だけでなく、季節や産地を限定した厳選素材を握る名店がひしめく激戦区で、年末の“勝負ねた”や店づくりの工夫、産地への思いを取材した。
北海道のホッキ漁はけた引による水揚げが一般的だが、上磯郡漁協上磯支所では突き採りで行う。その歴史は、地元漁業者が「明治から」と話す伝統ある漁法だ。船外機船で操業、ホコの先端に付く4本爪「ヤス」を操り、砂地に潜るホッキを一つひとつ挟み採る。突いたときの手に伝わる感触と音だけを頼りに石とホッキ、その他の貝を判別する熟練技術が必要。着業者らの間で「名人」と評判の松谷久雄さん(72)を取材した。
松谷さんはホッキ突き歴約50年。使用するホコの長さは約4メートルと5メートルの2つ。水深に合わせて使い分ける。ヤスは鉄製で、操業中に曲がることもあるため、予備を含め3本のホコを船に積み、漁に出る。
ホコは木製からアルミ主流に変わった。「ホコの中が空洞で、木より音が伝わりやすい」のが利点。加えて、浮力のある木製に比べ力を使わなくて済み、体力的負担が少ない。「特に沖で使うホコは長さがあるため、折れないように太くする。そうすると浮力が付く。アルミにしたことで体が楽になった」と説明する
平成12年来の低来遊にとどまった昨年の北海道の秋サケ。主群の4年魚(平成22年級)の来遊数が平成元年以降最低で、中期の来遊数が平成6年以降最も少なくなったのが特徴。特にオホーツク・東部、根室・北部が顕著で、原因究明が課題。一方、全道的に3年魚の回帰数が前年より大幅に増え、来季に向けて明るい材料も見えている。
宮城県は毎月第3水曜日を「みやぎ水産の日」と制定し、11月から旬の水揚げや加工品のアピール、消費拡大に乗り出した。新聞、テレビ、フリーペーパー、県庁の食堂などで宣伝し、量販店などでのぼりを掲げお薦め食材のレシピを配布。このために製作したPRグッズの利用も呼びかけ、水産の日定着と、県民やさまざまな業界を巻き込んでの盛り上がりを仕掛けている。
道産コンブ主要銘柄の昨年の値決めは、日高や道東ナガ・アツバが消流状況の鈍さを映し下方修正。羅臼は若干の値上げか据え置きで妥結した。