宮城県気仙沼市の階上地区で、養殖ワカメの刈り採り、ボイル塩蔵加工が三陸他産地に先駆け本格化した。収穫は内湾系漁場の地種からで、葉は2~3メートルに伸び順調、品質も良さそうという。同地区は三陸ワカメ入札のハシリの上場で主力となり、2月5日のスタートから期待できそうだ。
刈り採りは4日から始まり、10日ごろに活発化、15日にはほぼ全漁家に拡大した。開始は昨年と同じだが、活発化が数日早まった。地種の出来が良く昨年10月中旬に挟み込めたうえ、その後の生育も比較的順調に推移した。
近く水揚げが本格化する噴火湾渡島側の2年貝(加工貝)共同値決めについて、渡島6単協は今季、実施しないことを決めた。各単協ごとに入札や単独値決めを行い出荷する。
噴火湾では近年、中国向けの両貝冷凍輸出が急増する中、渡島側は入札を実施する組合が増え、浜値は上昇の一途をたどっている。
昨年は長万部と落部が共同値決めから抜け単独値決めに移行。4単協で行ったものの鹿部は一度も上場せず、実質3単協で実施。大半が入札に上場する形となった。
このため、今季は共同値決めを行わず、各単協ごとに対応。貝毒が発生した場合のみ、足並みをそろえる方向だ。
日本昆布協会(田村満則会長)はこのほど、昆布の利用についてアンケートを実施、昆布だしを取ったことがないとの回答が全体の3割強を占めた。理由は「面倒」「粉末・顆粒だしを使う」「高価」の3つが多く、合わせて74%に。同協会は「この現実を踏まえ、より多くの家庭で昆布を使ってもらえるよう、レシピ紹介や使いやすさの工夫に努めていきたい」としている。
宮城県漁協(丹野一雄経営管理委員会会長)は9日、殻付カキをメーンにした「宮城牡蠣の家」を東京・大手町の東京サンケイビルイベントスペースにオープンした。キリングループと連携し3月30日まで期間限定で営業。ブランドカキを前面に押し出して販路拡大につなげ、大震災で打撃を被った養殖の復活を目指す。
野付漁協のホッキ部会(刀祢谷信一部会長)は、ことしから漁期や操業体制を見直し、作業の効率化・迅速化を図っている。浜値が上昇する1月から隻数を減らして水揚げを開始。併せて、保温バッグを使い鮮度保持に努め、漁獲金額のアップにつなげたい考えだ。
南かやべ漁協の定置業者、有限会社ヤマダイ尾上漁業部(木直、尾上美彦社長)は、網内に浮かぶ魚探の観測画像をタブレット端末で確認できるシステムを導入した。データはインターネットを通しタブレットに届く仕組みで、ほぼリアルタイムの乗網状況を24時間どこでも確認できるのが利点。過去の観測データも表示できる。網起こしの手順や出漁のタイミングを見計らう判断材料として活用している。
北海道太平洋沿岸の毛ガニ漁は、釧路西部、十勝の両海域が順調に許容漁獲量(ノルマ)を消化している。一方、日高東部は昨年末で前年の6割とペースが遅く、年明けの挽回が焦点。浜値は特に十勝、日高で大サイズが安値傾向で、金額は伸び悩んでいる。
根室海峡5単協(歯舞・根室・根室湾中部・別海・野付漁協)共有海区の「29号根室沖造成」漁場は、平成28年4月から水揚げを再開する。昨年から稚貝放流を行っており、これまでの3分の1程度の2000万粒を放流。ことしも同規模の稚貝放流を予定している。
新潟県佐渡のカキは、加茂湖は宮城産種苗のへい死が減った上、身入り、価格とも良く数シーズンぶりに好調だ。真野湾は主体の3年ガキが成長、身入りとも良好で、受注出荷で順調に水揚げ、価格も安定している。
道南太平洋沿岸のスケソ刺網は12月中旬~下旬にピークを迎え、道のまとめでは12月末現在で2万7769トン(TAC消化率63%)を水揚げ。12月分の消化率は83%となった。年明けはシケも絡んで水揚げがペースダウン。水子が混じり、単価は年明け前に比べ胆振・渡島でキロ30~40円ほど下がっている。