札幌市中央卸売市場の荷受カネシメ髙橋水産株式会社は、アジア市場への輸出向けに、北海道産鮮魚の販売を拡大している。国内の商社と連携。特に香港、タイ向けが順調で定期的に出荷。ことしに入って道内企業の東南アジア市場進出を支援するクール北海道株式会社(札幌市)と協力し、新たにインドネシアなどへの輸出事業にも乗り出した。
1月中旬の低気圧による大シケが道南のコンブ養殖施設を直撃。えさん、南かやべ、鹿部の各漁協で、コンブ脱落を中心に施設が全壊した着業者もいるなど大きな被害に見舞われた。今後は補殖(予備のコンブ)や無事だった施設からの移植で回復を図る。
釧勝地区漁協青年部連絡協議会(髙橋良典会長)は1月26日、帯広市立稲田小学校で「漁師さんの出前授業」を初めて開いた。漁模様を収めたDVD鑑賞や漁具漁法の説明、クイズのほか、少しでも漁業に触れてもらおうとロープワーク実習も行うなど盛りだくさんの内容で展開。海になじみの薄い子ども達の漁業への関心を高めた。
宮城県北部での1月18,19日の低気圧による養殖被害は、収穫目前のワカメを中心に深刻となった。県漁協の各支所の調査が進み、ワカメの被害は唐桑6割、志津川4割、階上と大島の外洋漁場がいずれも5~6割に上った。2日の初入札を前に、大幅減産必至の情勢だ。
白糠漁協のタコ空釣縄漁の一部着業者は、円筒形の専用タンク=写真=を用い荷揚げの省力化を図っている。タンク上部に付くロープを、トラックのクレーンに引っ掛けてつるし操作するだけ。10年ほど前から活用する髙谷豊治理事は「1尾ずつ荷揚げする手作業に比べ労力は大幅に軽減される」と強調。タンクに入れることで保温効果もあり、鮮度保持にも貢献している。
ひやま漁協は今季初めて特別採捕の刺網でスケソを漁獲している。延縄で届かない水深に魚群反応があり、深場で操業できる刺網に転換した。4隻が着業している。
1月18,19日に発生した低気圧の影響で、渡島噴火湾では耳づりの脱落被害が発生した。鹿部漁協では320トン相当の耳づり貝が脱落。被害額は9700万円に上るという。また砂原や森漁協でも脱落を確認。春先の耳づり作業を前に関係者は肩を落としている。
生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長)は、生魚(ラウンド)の販売拡大に取り組んで売り上げを伸ばしている。北海道・近海産の品ぞろえを充実し、一部店舗では対面売り場を導入。昨年度から札幌市場と協力し、魚の三枚おろしに特化した調理教室を開講、新たな購入層も生み出している。
昨年10月、岩手県大船渡、釜石両市の沿岸小型船4隻(13~19トン)の船頭が漁船漁業後継者育成会を設立した。4隻で乗組員をやり繰りして操業する現状で、主に新規就業の乗組員を増やしながら後継者に育てる目的。事業計画は中小企業庁の「グループ補助金」に採択された。代表の刈谷剛・崎浜稲荷丸船主船頭(越喜来漁協組合員)に聞いた。
急速に発達した低気圧が18日から19日に三陸沖を北上して大シケとなり、宮城県北部の養殖ワカメなどに大きな被害が発生した。県漁協の各支所が調査を進めている。収穫が始まったばかりの気仙沼市階上地区では外洋漁場を中心に深刻となりそうだ。南三陸町志津川地区ではギンザケやカキも被害を受けた。