えりも漁協の春定置は、トキサケ、サクラマスが好調な滑り出しを見せている。「例年より2週間ほど早く量がまとまっている」と着業者。ただ、組成は小型に傾斜、単価は安値基調だ。
広尾漁協の太平洋サケ・マス流網は不漁年だった昨年より水揚げを伸ばしているが、シケが多く満度に操業できていない。3隻が5月に操業を開始した。16日はトキサケ1.6トン、サクラマス2.2トンを水揚げ。昨年皆無だった本マスの水揚げが回復傾向を見せる。
ことしのオホーツク海けた引は、北部で高かった歩留まりが南部でも上がり始め、全域で高歩留まりになるものとみられる。本操業は大半が6月以降。計画量は過去最低水準の18万トンを試算している。
斜里第一漁協のホッキ部会(佐々木則夫部会長)は、産卵母貝の放流で資源造成に取り組んでいる。太平洋から成貝を購入し、禁漁区に放流。ことしで3年目。標識を付けて追跡調査も実施しており、当面5カ年をめどに継続していく計画。
東北地方の水産物・水産加工品が一堂に集結する「東北復興水産加工品展示商談会2016」が6月7、8日の両日、仙台市の仙台国際センター展示棟(青葉区青葉山無番地)で開かれる。5県から118社が参加し、一般展示ブースに新商品、自慢の一品を取りそろえるほか、個別商談会、提案型の商品プレゼンテーションを展開。震災復興に向けて奮闘する東北の水産業界が連携し、国内外のバイヤーに加工技術や商品力をアピールする。
七飯町の中水食品工業株式会社(園田哲三社長、電話0138・65・5631)は、函館沿岸に自生し、従来漁獲対象外の海藻「アカモク」の食用普及に力を入れている。がごめ昆布、真昆布と3種の海藻を組み合わせた総菜品が通販を中心に昨年から売れ行きが伸長。ことしも引き続き漁業者の協力を得て原料を確保、拡販に取り組む。
宮城県の志津川湾で天然採苗、シングルシード(一粒種)養殖したマガキの出荷開始が6月1日、予定される。昨年10月の採苗分散から事業化に移行し、「あまころ牡蠣」のブランド名で6月末までに2万5000~3万個の水揚げを計画。未産卵の生食用殻付で、脚光を浴びそうだ。
雄武漁協のミズダコが苦戦している。5月に始まったいさり、空釣縄の水揚げはシケや潮回りの影響で低調に推移。着業者は漁本番の6月以降に期待を寄せている。
宮城県女川町でホタテ半成貝新貝の水揚げが一足早く活発化し、へい死や変形の増加が確認され懸念が深まっている。北海道日本海側から昨秋移入、耳づりし、大半の産地の貝が耳づり当初に死滅したり変形につながったとみられている。連ロープによっては垂下の半数に及び、これまでにない事態のようだ。