凍結、保管されるホヤ。生産者は苦渋の水揚げを続けながら、加工食品としての利用を期待し鮮度、衛生管理に気を配る
盛漁期を迎えた宮城県のホヤが1日100トン前後ずつ凍結、保管されている。今季生産見込み1万8000~2万トンのうち、韓国の輸入禁止などで1万4000トンが消費できないとみられ、再利用や処分が決まるまでの一時保管だ。県漁協が東京電力との補償交渉と同時並行で進めている。生産者には苦渋の水揚げ、「捨てる物を作っているわけではない。食品として加工を」と願う。