2月末から始まる噴火湾の耳づり作業に黄信号がともっている。湾一帯で稚貝の成育が思わしくない。地域差はあるものの健全な稚貝が少なく、大半が一昨年同様深刻な状況にあるようだ。
昆布森漁協青年部(能登崇部長)はトロロコンブの試験養殖に取り組んでいる。毎年11月に種付けし翌年7月に若いコンブを収穫。女性部が加工している。今後は乾燥製品(駄コンブ)の生産も視野に養殖技術の確立を目指す。
日本海沿岸ニシンは1月下旬に盛漁期入りした。今季は近年では珍しく、同10日の解禁から水揚げが好調で、道が集計した20日現在の水揚数量は前年同期比77倍の462トン。沿岸の水温が例年より高く、群れが岸に寄りやすい環境となり、後志・石狩両管内とも水揚げがまとまっている。(7・12面に関連記事)
落石漁協のスケソ刺網は年明け後低調に推移している。小川芳宏沿岸刺網部会長は「年々1月が獲れず2、3月がピークになっている」と来遊時期の遅れも指摘する。
根室市水産加工振興センターは、魚類裁割処理機(旭マシン株式会社製)を導入し、近年道東で水揚げが増えているマイワシなどの製品開発に取り組んでいる。また、地元企業の活用も技術支援と併せ進めている。
福島吉岡漁協の促成は、目立ったシケ被害もなく順調に推移している。ただ一昨年は間引き作業が進む4月に大規模な低気圧被害を受けたことから、着業者は「これからの低気圧、大シケに警戒しなくては」と天候を注視。早い漁家で2月下旬ごろから間引きを開始する。
三陸ワカメのシーズン入りとなる宮城県産初入札が1日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開催された。ボイル塩蔵は60.1トン上場、大谷本吉産芯抜き1等(抜⓵)1万1899円(10キロ値)など、昨シーズン初回を数パーセント上回る強含みの落札が多くなった。在庫不足が伝わる中、ハシリにしては品質的にも良いとの見方が上げ要因とみられ、生産者には良好なスタート。
宮城県漁協石巻地区支所(伏見眞司運営委員長・石巻市)は1月中旬、田代支部(田代島)に海水シャーベット製氷機を導入した。仁斗田漁港の大震災後使用していなかった倉庫に設置。刺網、定置などの漁獲魚に使用し鮮度と価格の向上を狙う。
北海道の食品メーカーが開発した商品の品評会「第25回北海道加工食品コンクール」(北海道食品産業協議会主催)で、函館市の有限会社ヤマチュウ食品(函館市、電話0138・83・6531)が商品化した奥尻島産ウニ使用の粒ウニ「うに丸」が最優秀賞の北海道知事賞に選ばれた。