今年から本格化した公海操業で漁獲されたサンマが5月28日に根室・花咲港で初めて荷揚げされた。操業船はシケに加え、群れが薄く、苦戦を余儀なくされ、出荷量は鮮魚3トン、冷凍5.3トンの計約8.3トンと低調。組成も平均100グラム程度と小ぶりで、採算性は厳しい滑り出しとなった。
日高中央漁協浦河地区のタコ箱船・第六智豊丸(4.9トン)は冷水機導入5年目を迎えている。 水温が上昇する6月末から10月にかけて活用。船頭の宇田豊さんは「夏の暑い時期でも100パーセント活で出荷できる」と利点を強調。「導入してよかった」と実感している。
水温が上昇する6月末から10月にかけて活用。船頭の宇田豊さんは「夏の暑い時期でも100パーセント活で出荷できる」と利点を強調。「導入してよかった」と実感している。
イオングループは5月29日から北海道・根室の花咲港に初めて水揚げされた公海サンマを「生サンマ」として、東北・関東・東海・近畿エリアの「イオン」「イオンスタイル」約90店舗で販売を始めた。
宮城県の養殖ギンザケが日産100トンを超える水揚げとなり、これから盛漁期を迎える。これまで成長遅れが続き累計重量は昨シーズンを大きく下回っているものの、入札価格は高値安定。魚体のサイズアップに期待がかかるが、生産見込みの1万3200トンを下回る可能性がある。生産量と併せ、生鮮消費を超え冷凍向けが出てくる今後の価格形成も焦点だ。
後志沿岸のコウナゴは昨年の薄漁から一転、好漁で終盤を迎えた。道漁連小樽支店によると24日現在で前年同期比4.3倍の799トンに伸長。特に島牧漁協は4月下旬のハシリから盛漁で、着業者は「浜値も堅調に推移し今年は商売になった」と安ど。一方、本州の不漁で大サイズに引き合いがあるものの、全般的に組成がばらつき寿都町などの加工業者は「つくだ煮に適した良品が少ない」と原料確保に苦慮している。
岩手県南部で5月中旬、ホタテの採苗器投入が相次いだ。遅れた昨シーズンに比べればやや早まり、ラーバ(浮遊幼生)の出現なども比較的順調な地区が多い。付着が「不安」という漁協もあり、感触は地区による差が大きい。
えりも漁協の春定置は漁開始から1カ月が経過、主力のトキサケが5月下旬に入って徐々に乗りだし今後の本格化に期待がかかる。有限会社菱栄協栄水産代表の佐藤勝えりも地区定置部会長は「水温が8度くらいまで上がり、若干増えてきた。さらに上向けば」と話す。
水産ギフトを専門に手掛ける小樽市銭函の株式会社エスケイフーズ(小林忍社長、電話0133・76・2950)は今春から干物の一部商品の自社製造を始めた。GSK株式会社(大阪市、小屋敷一雄社長、電話06・4302・3470)の特殊冷風乾燥機を導入。従来の加工委託費の低減や工場の稼働率向上と併せて「ふっくら軟らか」など品質特性を生かした新展開で商品力の強化も視野に入れている。
釧路管内のさお前コンブは、5月27日解禁の釧路市東部漁協を皮切りに始まる。散布を除く4漁協が操業日程を決定、いずれも昨年より少ない計画日数とした。漁期前の資源調査では総体的に昨年を下回る繁茂状況だった。
岩手県のウニが今季、期待できそうだ。6月から本格化に向かう。先行する現品入札はハシリから色が良く、コンブなど餌となる海藻の繁茂に3年ぶりに恵まれた様子。昨シーズンまで2年高騰した価格は、現品入札は10万円超え(むき身10キロ値)が多いがやや落ち着き、期間入札は9万8200~8万8000円(シロ)と昨季並みでスタート。