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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2022.08.01

羅臼ニシン雌雄選別出荷が奏功


 羅臼漁協のニシンは7月27日現在、数量が前年同期比18%減の319トンと下回っているものの、雌雄選別出荷したことなどによりキロ平均単価が3.3倍の137円に上昇、金額を2.7倍の4380万円に伸ばしている。
 天然コンブが始まるまで刺網に着業していた漁業者は、春の操業でニシンを雌雄選別して出荷。「オスメス込みだとキロ60~50円程度だが、選別してメスは400円に付いた。平均的にメスの漁獲割合が高いので、手間は掛かるが選別した方がいい」と話す。同漁協は「オスの価格も高かった」と示す。


掲載日:2022.08.01

羅臼天然昨年上回る繁茂状況

増産に期待がかかる天然コンブ(7月26日)


 羅臼漁協の天然コンブ漁が7月20日に始まった。総体的に不漁だった昨年を上回る繁茂状況で、増産に期待がかかる。一方、ウニの食害が目立つ漁場も点在し、着業者は良質なコンブを選びながら採取している。


掲載日:2022.08.01

噴火湾稚貝採取若干小ぶりも数量は確保


 噴火湾の稚貝採取は、渡島・胆振管内とも各地で順調に進んでいる。採苗器の付着量が多いため「若干小ぶり」と話す着業者もいるが、必要量は十分確保できる見通し。現時点では昨年のような高水温とはならず、例年同様の作業スケジュールで進んでいる。


掲載日:2022.08.01

紋別市のヤマイチ水産、高品質すり身安定供給へ

全自動魚体処理機は4ラインを設備


 紋別市の株式会社ヤマイチ水産(栗山太社長、電話0158・23・5188)が市内渚滑町7に建設を進めていた新食品工場が竣工した。全自動魚体処理機などを新規に備え、冷凍魚肉すり身の原魚を迅速に1次加工処理する体制を構築。HACCPの基準に沿った衛生管理と併せて高品質・高鮮度のすり身の安定生産を図り、国内はもとより海外にも販売を進めていく。試運転を経て9月から本格稼働する。


掲載日:2022.07.25

鮮魚販売「青空マーケット」で住民生活支える


 釧路市東部漁協青年部(髙嶋啓二部長)は鮮魚販売を通した地域貢献活動に取り組んでいる。高齢化率が高く、スーパーの撤退で食品購入が不便になった地域に出向き、その日水揚げした新鮮な旬魚を販売する「青空マーケット」を毎週土曜日に開催。白樺台、美原の両地区を隔週で回り、地域の生活を支えている。


掲載日:2022.07.25

虎杖浜地区毛ガニ増産見通し


 いぶり中央漁協登別・虎杖浜地区の毛ガニかご漁が11日の水揚げを皮切りに始まった。許容漁獲量(ノルマ)の増枠を背景に増産の見通し。一方でサイズの小型化傾向を受け、昨年とは異なり序盤から小サイズも漁獲しており、ノルマ消化を優先している。


掲載日:2022.07.25

「どう売るサクラマス」釜石で先進事例学ぶ講演会


 株式会社リクルート(東京都)の調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」ご当地グルメ開発プロデューサーの田中優子さんのオンライン講演会が15日、岩手大釜石キャンパスで開かれた。漁業関係者ら約60人が聴講。先進事例を参考に、今秋の事業化に向け釜石湾で養殖試験が進むサクラマスの売り方を探った。


掲載日:2022.07.25

「海幸ゆきのや」バナメイ陸上養殖プラント竣工


 関西電力株式会社とIMTエンジニアリング株式会社が共同出資で設立した「海幸ゆきのや合同会社」が静岡県磐田市で建設していたバナメイエビの陸上養殖プラントがこのほど竣工した。国内最大級の養殖バナメイの施設で、7月中に稚エビを投入し、10月の初出荷を予定。高品質な国産バナメイの量産化、安定供給を目指している。


掲載日:2022.07.25

留萌北部エビかご改善傾向


 留萌管内のエビかご漁は、一時不漁に陥ったナンバンエビの漁模様が地域間で変わってきた。北るもい漁協は回復基調に転じ「平場でも入るようになり大ナンも増えた」と着業者。一方増毛漁協の水揚げは依然、伸び悩んでおり、着業者は「小小の割合も少な過ぎる」と心配している。減産を受け浜値は両漁協とも好値で推移している。


掲載日:2022.07.25

松前さくらホヤ潜水、身入り良く資源豊富

小さい個体は採らず資源管理しながら水揚げするホヤ


 松前さくら漁協のホヤ潜水漁が10日に始まった。例年同様漁期前半は資源量が豊富で身入りの良い陸側で採取。序盤の漁模様について鳴海敦士さんは「水揚げは例年並み」と話している。
 ハシリは連日出漁。「5回出て今日(15日)が初めての休み」と鳴海さん。陸側で操業し「資源量は問題ない」と強調。「陸側はサイズにばらつきがあり、毎年良型だけを採取し小さい個体は将来の資源として残している。それが良い具合に間引き効果となり、残したホヤが成長している」と資源管理について説明する。


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