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新聞記事

2024年7月の記事一覧

掲載日:2024.07.08

微細藻類、養殖魚の餌に

ナンノクロロプシスを培養する施設


 株式会社イービス藻類産業研究所(宮城県石巻市、寺井良治社長)が、新たな海洋バイオ産業を創出しようと奮闘している。微細藻類「ナンノクロロプシス」の大規模培養技術を国内で初めて確立。タンパク質やエイコサペンタエン酸(EPA)、葉酸といった種類豊富な栄養素と含有量の多さに着目し、食品や医薬品などへの利用を進める。高成長を促す養殖魚の餌としても通年で供給可能。粉末化することで用途の広がりを目指す。


掲載日:2024.07.08

道産種の代名詞に-ホッキ-


 正式名・ウバガイのホッキは、全国の漁獲量(2023年)4500トンのうち、太平洋を主体に北海道が8~9割を占めている。サイズが大きく肉厚でジューシー、甘味を含んだ軟らかい食感が特長。生食用などの活・生鮮に加え、むき身、ボイル済みなども流通。首都圏での需要も定着している。


掲載日:2024.07.08

アサリ北海道シェア拡大


 北海道産の貝類で最近存在感を放っているのがアサリ。国内生産量は愛知、三重、静岡など主産地が減少し、1983年の約16万トンをピークに5千トン台にまで落ち込んでいる中、北海道は2013年から増産傾向で、21年は過去30年間で最高の1869トン。22年も1728トンと好漁。都道府県別で愛知に次ぐ2位に浮上している。また価格は首都圏などで引き合いが強まって消費地相場は4桁に上昇している。


掲載日:2024.07.08

6月末10%減9万7190トン


 オホーツク海沿岸の漁場造成を含む6月末水揚量は9万7190トン。前年同期と比べ10%減となった。北部、南部ともに昨年を下回っているが、猿払村、沙留、紋別、佐呂間、常呂の5単協は増加ペースで推移。6月の歩留まりは10~12%台、組成は3S、4S主体。浜値はキロ100円台中盤~後半と、昨年より軟調にスタートしている。


掲載日:2024.07.08

2割減9812トン


 道漁連は4日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を、昨年度実績(1万2245トン)比20%減の9812トンと発表した。過去最低だった2022年度実績(1万970トン)を下回り、初めて1万トンを割り込む記録的な不漁となる見通し。地区別では日高や釧路、根室の太平洋側で繁茂状況が悪く大幅な減産が予想される。


掲載日:2024.07.08

青マス6月に好漁-昆布森春定置-


 昆布森漁協の春定置は、青マスが小型主体の組成だったものの6月に好漁が続き、同月末現在で数量が前年同期比11.7倍に伸長。トキサケも不漁だった前年を大きく上回る水揚げを確保している。
 同漁協は「6月に入って獲れた。1キロ未満の小さい魚ばかりだったが、組合全体で多い日は50トンほど揚がった。2週間くらい漁が続いた」と説明する。


掲載日:2024.07.08

留萌管内エビかご数量・組成に格差

増毛のナンバンエビ(7月3日、増毛漁協市場)


 ナンバンエビ主体の留萌管内エビかご漁は、増毛漁協と北るもい漁協で数量や組成に格差が見られる。増毛は1隻1航海で150箱前後と数量はあるが小主体。北るもいは100箱前後で昨年より大やメス、中の比率が高い。一方、昨年多かったボタンエビは両漁協ともに少ない。


掲載日:2024.07.08

高単価で震災後最高


 宮城県漁協(寺沢春彦組合長)は6月28日、2024年度通常総代会を塩釜総合支所で開き、23年度の事業報告や収支決算などを承認した。23年度は乾のりやギンザケなど主要5品目全てで数量が振るわなかったものの高単価を維持。販売事業の受託販売取扱高は前年度を0.2%上回る358億3904万円と、東日本大震災以降の最高を2年連続で更新した。


掲載日:2024.07.08

特殊シートでの屋根遮熱により屋内の空調効率化へ


 石川県金沢市の株式会社サワヤ(尾崎竜一郎社長)の金属折板屋根向け遮熱シート「冷えルーフ」は夏の暑さや冬の結露の対策に威力を発揮する。耐候性を高めたポリエチレン系樹脂を特殊な編み込みで高強度のシートに加工。等間隔に開けた穴から暖められた空気を逃がす。2006年の発売から国内外2200カ所以上に導入されている。


掲載日:2024.07.08

道産ホッキ入荷量コロナ禍前超える-東京都中央卸売市場-


 東京都中央卸売市場のホッキ消流は主産地・北海道産の入荷量がここ4年で増加傾向だ。コロナ渦前の2019年度を超えており、キロ平均単価も上昇を続けている。2番目に入荷量が多い青森県産は減少している中、キロ平均単価は北海道産同様に上昇。仲卸業者は「加熱・生食の両方できる通年商材。漁期中は安定した入荷と卸値で顧客に供給している。欠かせない存在」と強調する。


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