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新聞記事

2021の記事一覧

掲載日:2021.11.08

えりも以西・日高全域で秋サケ極度の不振

日高管内の秋サケ荷揚げ(11月1日、富浜漁港)


 北海道の秋サケは、太平洋側の不振が際立っている。特にえりも以西は昨年比2割減の漁期前予測を大幅に下回る水揚げで推移。日高地区も全域が極度に落ち込んでおり、赤潮の発生によるへい死被害だけでなく、漁業者からは来遊阻害などの影響を指摘する声が上がっている。一方、ここ2年は11月に入って伸びが見られ、切り上げまでの上積みに期待もつないでいる。


掲載日:2021.11.08

道東巻網マイワシ3年連続で20万トン超え

小型中心だったマイワシの荷揚げ(9月、釧路港)


 道東沖の巻網漁が10月末で終漁、主力のマイワシは水揚げが23万5065トンと前年を5%下回ったものの、3年連続で20万トンを超えた。TAC(約25万トン)消化率は94%。キロ平均単価は1円高い32円で、金額は74億2648万円と4%の減額。漁期を通し小型主体の組成だった。


掲載日:2021.11.08

宮城県水産振興協、ヒラメ資源を次代へ

放流サイズの体長8センチ以上に育ったヒラメ稚魚


 東北の豊かな海を次代に引き継ごうと、公益財団法人宮城県水産振興協会(七ケ浜町、永島宏理事長、電話022・253・6177)がヒラメ稚魚放流事業費捻出のためのクラウドファンディング(CF)を始めた。目標金額は875万円。稚魚購入費や放流経費などに役立てる計画だ。


掲載日:2021.11.08

「三保サーモン」陸上養殖


 日建リース工業株式会社を代表機関とする「地下海水陸上養殖サーモンバリューチェーン改善促進協議会」が進める「三保サーモン」(写真)ブランド化の取り組みが水産庁の2021年度バリューチェーン改善促進事業に採択された。静岡・三保地区で展開している地下海水を用いたサーモンの陸上養殖事業において、生産性改善や品質向上、ブランド化を図る。


掲載日:2021.11.08

東しゃこたん大定置にブリ乗網本格化

専用タグを装着した鰤宝


 東しゃこたん漁協の大定置はブリが増産している。10月23日以降は良型が目立ちだし、ブランドブリ「鰤宝(しほう)」の上場も本格化。一方、コロナ禍の影響を受け、ブリ類全体の浜値は盛り上がりに欠く展開を余儀なくされている。


掲載日:2021.11.01

根室・大場水産「コンビニカー」で移動販売

自身の似顔絵などがデザインされた「魚屋コンビニカー」


 卸や加工販売を手掛けるマルイチダイ大場水産株式会社(根室市、大場康之社長)は、根室の旬の魚を売り込む移動販売を開始した。身近で便利な店をコンセプトに、「その代表格であるコンビニをヒントにした」という移動販売トラック「魚屋コンビニカー」を導入。荷台側面内側をガラス張りにし、荷室には陳列台や冷凍冷蔵庫、貝をむく洗い場なども完備、そのまま売り場になるよう改造した。大場社長は「道内内陸部中心に巡り、旬の魚を新鮮なまま届けたい」と意気込む。


掲載日:2021.11.01

利尻養殖長さあるも実入り今一つ


 利尻漁協の養殖コンブは、昨年実績(251トン)を下回る生産見込み。総体的に例年より長さはあったが実薄。毛(ヒドロゾア)の付着に悩まされた地区もあった。


掲載日:2021.11.01

全道秋サケ定置、2年連続の増産

秋サケの荷揚げ。切り上げまでの上積みが期待される(10月26日、斜里漁港)


 北海道の秋サケ定置は、道漁連の集計(速報値)によると、10月25日で昨年の最終実績(4万5385トン)を超え、低水準ながら2年連続の増産が確定した。オホーツク、根室・北部などで10月中・下旬の水揚げが急落した昨年に比べて持続。前半低調だった大所のオホーツク・東部地区ではウトロ、網走の両漁協が不振の昨年実績を上回り、斜里第一漁協は切り上げまでの上積みに期待をかけている。


掲載日:2021.11.01

オ海北部10月下旬は13万4360トン

ホタテの荷揚げ(10月26日、知来別漁港)。今年は歩留まりの下がり方が緩やかだった


 オホーツク海沿岸の北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷、猿払村の2単協が4万トン超えとなり、当初計画を大幅に上回っている。両漁協とも漁場造成と位置付けた操業を進めており、日産数量は減少傾向。歩留まりは2桁を維持しており、好漁のシーズンとなった。


掲載日:2021.11.01

宗谷のタコいさり、シケ後に好転の兆し

ミズダコの荷揚げ作業(10月25日、宗谷港)


 宗谷漁協のタコいさり漁は、昨年を下回る低調な水揚げだが、10月後半から増産する船も増えてきた。1隻日量200~300キロから多い船は600キロ前後に好転。着業者は「水温が下がりシケ後に見えてきた。例年1トン前後揚がる時期。最後に獲らせてほしい」と期待を込める。一方、浜値はキロ600円台と高値基調。金額は昨年を1割ほど上回っている。


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