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新聞記事

2020年11月の記事一覧

掲載日:2020.11.02

被災4県、加工「回復」3割止まり


 東北経済産業局(仙台市)は、東日本大震災で工場などが壊れ、復旧のための補助金を国から受け取った青森、岩手、宮城、福島4県の事業者を対象とした調査結果をまとめた。売り上げが震災前の水準以上に回復した水産・食品加工業は約3割と依然低水準。原材料価格の高騰や漁獲量の減少、新型コロナウイルスの感染拡大など厳しい経営環境が逆風になっている。回復の鍵は新商品開発にありそうだ。


掲載日:2020.11.02

岩手アワビ2割安、コロナ直撃で引き合い弱く


 岩手県の2020年度アワビ漁が1日、解禁された。第1期(11月分)の上場(出荷予定)は137.8トン。事前入札の結果、10キロ当たりの平均単価は10万5464円と前年同期比22.7%下落した。需要国の香港で主力の干鮑(かんぽう)在庫が積み上がり、引き合いが弱い。不安定な政治情勢にコロナ禍が重なったことが背景にあるようだ。資源の減少も深刻な課題で、一部海域では今季も口開けを見送って回復を優先させる。


掲載日:2020.11.02

十勝管内シシャモは振るわず

前年を下回る水揚げのシシャモ(10月28日、大樹漁港)


 十勝管内のシシャモは総体的に群れが薄く、水揚げは苦戦を強いられている。十勝総合振興局のまとめによると10月25日現在の管内合計の数量は前年同期比38%減の93トンと低迷。薄漁を映し、浜値は主体の大サイズでキロ2千円台まで上昇。キロ平均単価は87%高の1817円に付き、金額(税込み)を15%増の1億6876万円に押し上げている。


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