青森県日本海のヤリイカ底建網漁が上向いてきた。22日の漁協市場の水揚げは鰺ケ沢2723箱(1箱3キロ)、新深浦町本所(大戸瀬地区)1443箱、風合瀬781箱。年明けからここまで、全体的には前年を下回っていたが、小サイズが増え始めまとまる気配。価格は、大サイズ主体だが日変動が大きく、この日の大はキロ1000円前後に下がった。
日本昆布協会(大西智明会長)はこのほど、全国の20~60代の女性を対象に、アンチエイジング(老化対策)と食についてのアンケート調査を実施した。生活習慣病予防や肥満抑制など美容・健康食材として注目されている昆布だが、アンチエイジングのため心がけて摂取している食材では37%と、野菜や大豆製品、乳製品を大きく下回る結果となった。
マリンフーズ株式会社は超高圧製法で開発した卵黄ソースシリーズに「黄身しょうゆ」と「うに卵黄ソース」を加えた。2月から発売する。愛媛県の郷土料理「宇和島鯛めし」とともに提案して販促を計画。新たな商品展開で水産売り場の活性化を図る。
西網走漁協の氷下引網漁が出足好調だ。ワカサギは網数を減らし日産3トン程度に抑えた水揚げ。着業者は「好漁がいつまで続くのか気になるところ」と今後の推移を見守っている。
サーモンフォーラム2018が23日、青森県深浦町で初開催された。国内の生食用サーモンのマーケット「10万トン」で、国産養殖の代替が望まれ、深浦町など同県の生産に期待が高まった。取り組みを進めてきた企業は適地で有望との見方と意欲を示し、地元の漁協や自治体は海面養殖事業化による水揚額アップや活性化、後継者育成に願いを寄せた。
道JF共済推進本部(福原正純本部長)は23日、札幌市の京王プラザホテル札幌で全道推進委員長会議を開き、昨年12月末加入実績を踏まえた年度末までの方針、2018年度の推進事項などを示した。引き続き、全戸訪問活動などを実施し、チョコーの目標必達と保有保障金額の減少歯止めなど事業推進に取り組んでいくことを確認した。
風蓮湖で操業する根室湾中部漁協の氷下待網漁がスタート、22日に初水揚げした。ハシリは網入れと並行して水揚げも行いチカが主体。今後徐々に漁本番を迎えていくが、着業者からは「昨秋に魚が見えなかった。こういうシーズンは氷下待網も良くない」と先行きを心配する声もある。
湧別産1年カキを全国に広めようと、湧別漁協は今年から「漁師が恋した小さな牡蠣~COYSTER」の本格販売に力を入れる。このほど締め切ったクラウドファンディングでは当初目標の2倍となる100万円を達成。返礼品のほかポスターやのぼり、ブランドサイトの立ち上げに予算を充て、来シーズンからの全国展開を目指す。
オホーツク海けた引漁の2018年計画量は、漁場造成を含め前年実績比22%増24万9400トンを見込む。北部は宗谷、猿払村が4万トン超え、枝幸が3万トン、南部は紋別、常呂が2万8000トンの見込み。12単協中9単協が増産計画だ。漁場造成は3月から始まる。