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新聞記事

2015の記事一覧

掲載日:2015.07.06

生冷ホッキ商品化/食感・風味保持の技術開発

開発した生冷ホッキ。解凍後も生とそん色ない風味・色・食感を再現

 札幌市の水産加工・栄興食品(有)(大西令哲社長、電話011・666・2511)は、生冷ホッキの製造販売に乗り出した。冷・解凍による軟化やうま味の流出を防ぐ独自製法を開発。解凍後も生ホッキとそん色ない歯応えや風味を再現、業務筋や量販店の刺身商材などの需要で評判を呼んでいる。


掲載日:2015.07.06

解凍ドリップ抑制、簡単に/凍結温度下げ新技術

カツザメの凍結試験で、新しい技術を使った左のブロックの刺身は解凍後も身がしまり、えぐ味がなかった

 宮城県気仙沼市の(株)大晴設備工業(渡辺海司社長、電話0226・23・2707)は、魚を凍結する温度帯を零度より下げる技術を見いだし、解凍時のドリップ流出を抑えた。柵取りした刺身のうまさを保つ。6月に特許申請した。家庭でもできる簡単な技術で、マイナス20度の凍結、自然解凍でよいという。


掲載日:2015.07.06

いぶり噴火湾 残存貝370~350円

高値傾向にある残存貝の出荷(6月30日、虻田漁港)

 いぶり噴火湾漁協の残存貝は、6月30日現在で豊浦支所が日産40~50トン、虻田本所が18トンペースで出荷。浜値はキロ370~350円と依然高水準だ。
 缶詰向けに出荷される今季の残存貝は6月上旬から始まり、全地区合わせた計画量は昨季比23%増の1240トン。出荷は7月末まで続く。


掲載日:2015.07.06

熟練の技・ホッキ鎌掘り

柴田部会長の鎌掘りに使う専用漁具(上)。先端が枝分かれし、鎌と熊手が付く。鎌をボルトとナットで固定しており、交換が簡単だ

 浜中漁協のホッキ漁は、道内でも一般的なけた引きのほか、鎌掘りという独自の漁法でも行う。さおの先端に鎌と熊手が付く専用漁具を使用。海に浸かりながら、手に伝わる感触を頼りにホッキや石などを判別して採る熟練の技が必要。水揚げは個人差があり、1日4時間操業で150キロ以上揚げる着業者もいる。


掲載日:2015.07.06

寿都町島牧両漁協でイカ上向く

スルメイカ水揚げで活気づく寿都漁港(7月1日)

 寿都町と島牧の両漁協で6月末からスルメイカが上向いている。組成は3分の2がバラ。1隻平均100~200箱、日によって300箱を水揚げする船もあった。
 寿都町漁協の木村静雄イカ釣り部会長は「6月に獲れだすのは、ここ数年では珍しく早い。松前沖でまとまらなかった分、北上が早かったのでは」と話す。


掲載日:2015.07.06

岩手のマグロ資源管理/「逃がす手法なく」定置16カ統が休漁

岩手県で水揚げされるクロマグロの8割近くを占める30キロ未満

 岩手県の定置網でクロマグロの資源管理が始まり、10経営体の16カ統が連続10日間以上休漁する。国が半減を目指す30キン未満の漁獲を選択的に抑制したり放流する手法が確立していないためだ。だが、資源管理に努めても県内の定置が操業自粛を求められる可能性があり、放流手法の早期開発と併せ、秋サケ時期の休漁を避けるような管理期間の変更が望まれている。


掲載日:2015.07.06

厚岸漁協直売店15年/品揃え充実で地域に定着

花咲ガニなど旬の商材やカキが並ぶ厚岸漁協直売店

 厚岸漁協の直売店は、平成12年の移転新装から15周年を迎えた。地元・近隣住民を中心に利用が定着。加えて、ネット販売や催事販売の相乗効果で地元外にも浸透し、売上高は毎年右肩上がり。12年の3億円から昨年で4倍まで伸長している。


掲載日:2015.07.06

羅臼天然を世界一レストランに/黒部の四十物昆布

羅臼昆布中心に各種商品が並ぶ店内

 黒部市生地にある㈱四十物昆布(四十物直之社長)は昭和24年(1949年)に創業、とろろなど昆布製品の加工販売が中心で、生地本店のほか百貨店「大和(Daiwa)」の富山・高岡両店にも直営店を構える。原藻卸も手掛け、主力の羅臼天然は世界一のレストランといわれる「noma(ノーマ)」(デンマーク)にも卸す。


掲載日:2015.06.29

根室湾中部カキ養殖 手製回転ブラシで倍速洗浄

回転ブラシを使った貝の付着物除去作業

 根室湾中部漁協の一部のカキ養殖業者は、自作の回転ブラシを使って貝の付着物を除去、殻付きカキの高品質出荷に努めている。市販の清掃用トーロンブラシ(ナイロン)をシャフトに固定、モーターで回転させる仕組みで、貝を一つひとつブラシに当てて汚れを落とす。手作業に比べ除去能力は抜群で、仕上がりがきれい。洗浄できる個数も倍となり、作業の効率化にもつながっている。


掲載日:2015.06.29

刺身こそファストフィッシュ 岡清の女川丼

女川自慢の海の幸がこぼれんばかりの女川丼。1300円(特選2600円)

 宮城県女川町で冷凍の切身などを中心に製造する株式会社岡清(おかせい)。前浜直送の新鮮な魚介類が食べられる店舗「お魚いちば おかせい」で出される女川丼が人気だ。
 その日穫れた新鮮な材料を山盛りにした海鮮丼で、ネタは漁次第。「今まで150種くらいつくった」と岡明彦専務はいう。


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