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新聞記事

【再起へ】三陸復興支える企業 商品を通じて貢献

2012年01月01日

 甚大な被害から復旧・復興を急ぐ東日本大震災の被災地。その再起に向けた取り組みを支えようと、自社の強みを生かした商品を通して貢献する企業が全国各地にある。水産日本再生へ向け、関連業界全体を挙げた闘いが始まっている。

 プラスチック総合メーカーのアコス工業(株)(東京、電話03・5820・2911)は、水産向けFRP製品の増産を計画。同社は、主に工業用品の製造で優れた技術力が評価されているが、震災という非常時に素早く反応し、水産関係品の製造を拡大させる意向だ。

 食品加工分野では、加工機器製造・販売の(株)菱豊フリーズシステムズ(奈良市、電話0742・36・9056)が提案する「復興水産加工場」が注目されている。ユニットを連結して組み立てる仕組み。断熱パネルや空調機器、同社のプロトン凍結機など各種機器がセットされ、短期工事で即稼働が可能だ。自在な組み合わせにより、原魚搬入から加工、出荷までの機能的なスペースを確保できる。

 倉庫や物流施設の設置では、川田工業(株)(本社・富山/東京、電話0120・664・106)のシステム建築が復興支援に名乗りを上げている。

 津波の脅威から命を守る施設として注目を集めているのが、「タスカルタワー」。防災・環境設備開発施工のフジワラ産業(株)(大阪市、電話06・6586・3388)が提案する施設で、津波発生時に避難できるタワーだ。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2012年01月01日付)

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