高騰したワカメ入札(3月30日、気仙沼)
三陸ワカメのボイル塩蔵が高騰している。直近の入札で、岩手抜きと宮城外抜きの1等が1万5000円台中心、元葉1万円前後、中芯4000円台など、軒並み上がった。在庫解消に加え、中国と鳴門の減産見込み、三陸の減産や品質への懸念が重なり、買受人の確保意欲が強まったためだ。買受人は厳しく、生産者間には来季の不安が深まりつつある。