湧別漁協のかき部会副部会長を務める山田水産の山田宗弘さん(第十七来幸丸)は、良質な殻付きカキを選別するため、1個体ごとへらで殻をたたき打診音を確認しながら出荷している。「身がびっしり入っている音は甲高い」と説明。先代から続けているという。殻付き出荷に力を入れる山田さんは、30年以上前から「打診検査」を実施。へらは塗装業などで使用するもので殻の表面を磨くのに使っている。打診音を確認する作業は手間となるが「お客様にいいカキを届けるため、殻付きは全て確かめている」と説明。大半は甲高い音を出すが「鈍い音は身がやせ気味で、中の水分が抜けていることも多い」と話し、身自体は問題がないため「形の悪い殻もそうだがむき身で出荷している」と続ける。