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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2025.10.20

いくら価格異次元-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の北海道産新物いくら消流は、異次元の値上がりで仲卸業者や来場者が混乱している。10月中旬の卸値は北海道標津の上級品でしょうゆがキロ1万9千円、塩が3万円。しょうゆは今後の集荷で2万円に達する見通し。記録的大不漁は予測されていたものの、想像以上の高騰に新物を扱う仲卸は困惑。年末商戦の販売計画の見直しを進めている。標津の商材を扱う仲卸はしょうゆの1パック500グラムを9500円で仕入れ。「次回の入荷はキロ2万円になる。今期の新物は超高級すし店でしか扱えない。最近増えているカジュアルな高級店では赤字になる」と指摘する。


掲載日:2025.10.13

ニチモウ、射水市らとサクラマス養殖連携を協定

いみずサクラマス


 ニチモウ株式会社(本社・東京)は3日、富山県射水市、堀岡養殖漁協(同市海竜町)と「いみずサクラマス」の海上養殖事業の推進や地域活性化などに関する連携協定を締結した。これまで培ってきた海上養殖のノウハウを生かし、稚魚・餌料の供給や技術指導、商品開発などを進める。いみずサクラマスをブランド化することで、地場産業の活性化にも貢献していく。


掲載日:2025.10.13

北海道秋サケ空前の不漁ペース

盛漁期もペースが上がらない秋サケの荷揚げ(10月8日、石狩湾新港東ふ頭)


 北海道の秋サケ定置網漁は極度に低水準の水揚げで推移している。善戦地区もなく、全道的に不振の展開。前年比35%減の漁期前予測を下回る記録的凶漁の様相を呈し、浜値は高騰。卵需要のBメスが空前のキロ3千円台、オスの銀が千円台半ばを形成する浜も出てきている。昨年は全道の盛漁水準を支えたオホーツクの斜網地区や根室海峡の羅臼などが振るわず、日本海や大平洋も盛り上がりに欠け、10月に入って9日まで全道の日量千トン以上が皆無。道漁連の集計(速報値)によると、9日現在で前年同期比61%減の9673トンと10月上旬で1万トン割れの近年にない不振に見舞われている。


掲載日:2025.10.06

福生市でヤマメ生産


 東京都とNTT東日本株式会社は9月26日、「漁協運営型陸上養殖プロジェクト」に関する協定を締結し、事業の詳細を明らかにした。閉鎖循環式の施設を福生市内に建設し、ヤマメ(サクラマス)を生産する。陸上養殖を活用した教育(食育)や地域づくり(地域交流・観光)、雇用創出を目指し、多摩地域を起点とした新たな地域振興の実現を図る。


掲載日:2025.10.06

北海道秋サケ9月、1万トン割れ


 北海道の秋サケ定置網は9月が7800トンと前代未聞の1万トン割れとなった。昨年は善戦した中期に期待がかかるが、10月も勢いがない滑り出し。浜値はメスが昨年より3~5割高、根室やオホーツクでは異例のキロ2100円以上に高騰している。道漁連の集計(速報値)によると、昨年は全道で2千トン台となった日曜休漁明けの9月29日が815トンと千トンにも届かず、9月は日量千トン超が23日(1280トン)の1回にとどまり、漁期前予測も下回っている。


掲載日:2025.10.06

線状降水帯災害 各地に爪痕、定置網損壊 打撃甚大


 北海道で初めて線状降水帯が発生した9月20日から21日にかけての豪雨・突風・高潮が漁業にも深刻な被害をもたらしている。道水産林務部が現在、各振興局を通じて被害状況を調査・集計中だが、盛漁期を迎えた定置網では使用不能となった漁場や操業継続が困難となった漁場も出ている。


掲載日:2025.09.29

大樹漁協秋サケ3.5キロ以上厳選出荷、船上活じめ消流対策拡充


 大樹漁協の事業部・自営加工場は、大樹さけ定置共同経営体が手掛ける船上活じめ秋サケの拡販に取り組んでいる。塩蔵品(新巻き・山漬け)などの加工品、生筋子の差別化に加え、今季から数量限定で漁業者が厳選出荷した3.5キロ以上の大型サイズを一尾発泡で消費地市場に生鮮出荷。来遊資源の低迷が続く中、沖の水揚げから陸の加工処理まで短時間の強みを生かし、1尾1尾の価値を高める流通対策を続けている。


掲載日:2025.09.22

いぶり噴火湾秋サケ定置、出足全般の低水準


 いぶり噴火湾漁協の秋サケ定置は、全般的に厳しいスタートを切った。低水準のため網入れもそろわない状況の中、シケ後の15日は有珠~礼文地区の6カ統で130尾と多少増加した。一方伊達地区は16日に2カ統で230尾となり、地区間で格差が見られる。浜値は高値基調で、メスが15日にキロ1700円台を付けている。


掲載日:2025.09.22

秋サケ序盤好感、持続望み


 北海道の秋サケ定置網漁は序盤の9月中旬まで大平洋側主体に漁期前予測を上回る水揚げ。昨年が前年比7割、5カ年平均比1割強と極度に不振だったえりも以西・日高地区が低水準ながら期待のかかる日量ペースを見せている。


掲載日:2025.09.15

秋サケ漁況期待の滑り出し

昨年より乗網が良好に始まった秋サケの荷揚げ(9月10日、十勝港)


 北海道の秋サケ定置網漁は今週から全網がそろって本格化する。未知の漁獲量3万トン割れも想定される前年比35%減の来遊予測下、出足の水揚げは日高・釧勝を中心に昨年に比べて良好。浜値は生鮮需要が好漁のサンマにシフトし、高水準ながら昨年より冷静に滑り出した。昨年産の在庫薄、海外産の高値相場などの流通環境を踏まえた売り場の堅守、円滑消流への適正価格の形成が例年以上に試されるシーズン。盛漁期に向かって大所・オホーツクをはじめ日量動向が注目される。


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