電子版 電子版サンプル

新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2023.11.06

根室秋サケ水揚げ回復続かず


 昨年の8万トン近くから一転し、5万トン台の不漁が見えてきた北海道の秋サケ定置。減産模様を受け、浜値は10月2週目以降上昇したものの、大半の浜が補え切れず、特にえりも以西や終漁漁場も出ている日本海などは落ち込みが大きく、定置経営を直撃。漁期前予測から復調が期待された根室海峡も河川そ上は順調に推移している一方、沿岸漁獲は10月で挽回までの伸びがなく、長引く不振から脱せない様相で終盤を迎えている。


掲載日:2023.10.30

北海道秋サケ5万トン台に減産濃厚


 北海道の秋サケ定置は、高水温による来遊遅れの期待にかなう盛り返しが見られないまま、最終実績5万トン台のペースで11月に入る。昨年は好値の序盤から好スタートを切り、史上最高額を更新する漁協が相次いだオホーツクの中部地区も今年は一変し、9月の出遅れが影響。降温後の10月も挽回には至らず、3~4割減産の様相。製品相場の下方修正を補えず、昨年より単価安の直撃を余儀なくされている。


掲載日:2023.10.23

石巻オリーブギンザケ事業化へ


 石巻専修大理工学部生物科学科の角田出教授は19日、宮城県石巻市の同大で開かれた「共創研究センター研究成果報告会」で、市内で栽培されたオリーブを餌に混ぜて育てた養殖ギンザケの特長を解説した。ストレスが軽減され、身が締まり、色や香りも良く生食向き。早ければ2024年度中の出荷、事業化を目指す。


掲載日:2023.10.23

オ海西部秋サケ10月中盤は漁伸びず

切り上げまでの上積みが期待される枝幸漁協の秋サケ荷揚げ(10月17日、枝幸港)


 北海道の秋サケ定置は昨年の7割程度からペースが上がらず、最終5万トン台の様相で例年の盛漁期を過ぎた。えりも以西が不振のまま推移。昨年好漁だった日本海も挽回せず、6日の低気圧による高波の影響で後志管内では一部の網が大破し、今年の操業を断念するなど被害が発生した。オホーツクは10月に入って伸びている東部の斜網地区で上積みが注目される一方、昨年記録的漁況だった西部の宗谷管内は9月前半の落ち込みを盛り返せず、10月2週から平常通りの下火傾向を呈している。


掲載日:2023.10.16

鮭日本一 深化へ初催事


 「鮭漁師祭り~鮭日本一のまち 斜里町~」と銘打ってサケを主体に知床・斜里産の魚介類を販売・PRするイベントが11月30日、札幌市地下歩行空間・北3条交差点広場で繰り広げられる。斜里第一漁協の定置業者が発案、斜里町や地元水産加工業者に熱意が波及し、まちを挙げた初の普及宣伝活動に発展。さまざまな角度からまちの魅力を発信し、その深化を目指す。


掲載日:2023.10.16

財産を守り、高める-「鮭のまち」斜里町特集-


 江戸時代から日本有数のサケ・マス産地としてその資源を活用した水産業が発展してきた斜里町。2003年から18年連続、さらに昨年もサケの漁獲量は全国1位。18年からは水産、観光関係者が連携し、「鮭、日本一のまち」を旗印に漁業を観光資源として地域・経済の活性化につなげる事業を継続。併せて近年の不安定な水揚げを踏まえ、持続可能な漁業の確立、まちの財産を守っていくための取り組みも行われている。


掲載日:2023.10.16

高水温の影響挽回、際限局面に


 北海道の秋サケ定置は低気圧通過後の休漁明け9日に3800トンを水揚げしたが、その後は日量が変動し、精彩を欠く展開。9月の異常高水温から20度以下に降温以降水揚げペースが上がったものの、10月2週目は5~6万トンにとどまる様相も呈している。昨年も水揚げが持続した20日ごろまで来遊遅れを挽回する盛り上がりを見せるのか。今年の漁獲水準は今週が際限局面を迎える。


掲載日:2023.10.16

留萌管内秋サケ低調6割減産

低調な水揚げとなっている秋サケの荷揚げ(10月9日、初山別・豊岬漁港)


 留萌管内の秋サケ定置は、好漁となった昨年とは打って変わって前年比6割減、一昨年比でも2割減と苦戦している。高水温となった9月の出遅れが大きく影響。10月上旬に上向いたものの挽回には至らず、数量は減少しながら終盤を迎えている。浜値はメスがキロ700円台と軟調に推移している。


掲載日:2023.10.09

オホーツク秋サケが健闘


 北海道の秋サケ定置は盛漁期を迎え、海面水温が20度を超える序盤の異常高水温から20度を切って大所の斜網地区などオホーツク海主体に上向き、日曜休漁明けの2日には3千トン台を記録するなどペースが上がってきた。ただ、依然平年より高水温の環境下、10月第1週は日本海が昨年同時期ほどの勢いはなく、えりも以西は不調から脱せず、全体的には昨年割れの展開。低気圧通過後の今週の漁況が注目されている。


掲載日:2023.10.02

オホーツク秋サケ上向く


 北海道の秋サケ定置は9月最終週に入ってオホーツク海主体に上向いてきた。日曜休漁明けの25日に今期初の2千トン台に乗せ、その後も千トン超。ただ、高水温下、太平洋、昨年は好漁だった日本海の中・南部は低調な水揚げが続いて出遅れ。10月を迎え、海況好転に伴う伸びに期待をつないでいる。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る