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新聞記事

特集一覧

掲載日:2021.03.22

「おとひめこんぶ」適温・風が品質の鍵

促成の若葉の天日干し(3月15日)


 えさん漁協椴法華地区で、促成の間引きを利用した「おとひめこんぶ」の生産が始まっている。春の薄く軟らかい若葉を乾燥させた早煮昆布で、着業者は乾燥機の温度や風の循環に気を配りながら良質な製品に仕上げている。


掲載日:2021.03.22

オホーツク海全域で漁場造成開始

先頭を切った紋別漁協の荷揚げ作業(3月1日、紋別港)


 オホーツク沿岸の漁場造成が全域で始まった。初日は計画通りにスタートしたが、荒天に見舞われた17日以降は流氷が岸寄りし操業を見合わせた漁協もある。宗谷、猿払村、湧別で日産200トン近い水揚げ。歩留まりは例年より低水準のよう。一方、4月から放流し始める稚貝は、日本海側の産地で成育不良となり、放流日程は各漁協とも未確定。今後の成長進度にもよるが、計画粒数の見直しも視野に調整が進むもよう。


掲載日:2021.03.22

紋別漁協製氷冷凍工場、対EU・HACCP取得

内壁改修を施した原貝保管庫


 紋別漁協(飯田弘明組合長)の製氷冷凍工場が昨年12月17日付で農水省のEU向け輸出水産食品取扱施設(対EU・HACCP)に認定された。対象製品は冷凍ホタテ貝柱(玉冷)。国内はもちろん香港や台湾などのアジア市場に加え、数年先には年間100トンのEU輸出を目標に玉冷生産を強化。高品質の商品力を武器に、当面はオランダ中心の販路拡大を目指す。


掲載日:2021.03.22

道総研中央水試と北大理学研究院、冷凍ウニの新製法を開発


 道総研中央水産試験場と北大理学研究院は、冷凍ウニの新製法を開発した。糖と水溶性食物繊維の混合液に浸漬し液ごと凍結。試験では解凍後の身崩れや食感の低下がなく、生ウニの品質を保持。マイナス25度以下の通常の冷凍庫で製造できるのも利点。実用化に向けて製造現場で実施可能な製造工程の確立へ浸漬液の調整方法など改良を進めている。


掲載日:2021.03.15

留萌の漁業士、料理動画配信で魚食普及・付加価値向上目指す


 新星マリン漁協の佐賀友三指導漁業士、米倉亮徳青年漁業士が留萌市などと連携し、地元の魚を使った漁師オリジナルの調理方法をYouTube動画で配信し始めた。その名も「食卓に魚を」応援隊。カスベの煮付け、マダラ・カジカの三平汁、カジカ卵のしょうゆ漬けなど、漁師目線の調理方法や味付けを分かりやすく紹介している。魚離れが叫ばれる昨今、魚食普及と安価魚の付加価値向上を目指し、漁業士2人の挑戦が始まった。


掲載日:2021.03.15

存在感膨らむ増養殖


 世界の養殖生産量は過去20年間で約4倍に拡大し、今後もアジアを中心に成長が見込まれている。一方、日本国内も回遊型魚類の資源低迷などから存在感が増している。特に回転ずしなどで人気のマグロやサーモンが脚光を浴びて、サーモンは養殖後進地の北海道、岩手県でも事業化を視野に入れた取り組みが進行している。増殖事業を含め技術・資機材の開発動向などの一端を紹介する。


掲載日:2021.03.15

岩内町がオカムラ食品工業などとサーモン養殖で連携


 岩内町は10日、青森県でサーモン養殖事業を展開する株式会社オカムラ食品工業(青森市)、同社グループ会社の日本サーモンファーム株式会社(青森県深浦町)と岩内町役場で連携協定を締結した。トラウトサーモンの養殖や蓄養に岩内沖の海洋深層水を活用できるかを検証するため、両社から養殖技術など包括的なアドバイスを受ける。


掲載日:2021.03.15

いぶり中央漁協登別・虎杖浜地区タコかご低調、今後の増産に期待

タコの出荷作業。価格は好値(3月4日、いぶり中央漁協市場)


 いぶり中央漁協登別・虎杖浜地区のかご漁が4日に始まった。主力のヤナギダコは初日が3.3トン、操業2回目の8日も3.5トンと低調な出足となった。
 1日にかご入れ、その後はシケのため出漁を阻まれた。近年エビかごの漁獲が減産傾向で、10トン未満船の大半がタコかご主体に操業している。


掲載日:2021.03.15

噴火湾エビかご序盤薄漁で高値発進

高値で推移するボタンエビの選別作業(3月9日、砂原漁港)


 噴火湾のエビかご春漁が始まった。好漁場は沖目の一角に限られ、序盤は1隻日量10キロ前後~100キロ台と船間格差が大きい。浜値はメスがキロ5千円台、オス大が4千円台と高値発進。3単協(砂原・森・落部漁協)とも全般的に薄漁で、昨年より千円程度高値の堅調なスタートを切った。


掲載日:2021.03.15

釧路市東部ホッキ最後の追込み


 釧路市東部漁協のホッキけた引漁が終盤を迎えている。シケによる沖止めや途中帰港が多いものの、水揚げが進む船で3月10日までに漁獲ノルマの8割強を消化、最後の追い込みに入っている。飯塚良太ホッキ部会長は「ノルマ達成は射程圏内なので、天候上なるべく安全に操業できる日を選んで水揚げしていきたい」と話す。


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