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新聞記事

特集一覧

掲載日:2022.01.10

昨年のスルメイカ、2年連続5000トン割れ


 漁業情報サービスセンターが集計した昨年の北海道沿岸のスルメイカ漁獲量は、主要市場の合計で前年比14%増の3579トンと伸びた。羅臼や花咲、苫小牧、室蘭などで増産。ただ、日本海側が振るわず、2年連続で5千トンを下回る低水準にとどまった。


掲載日:2022.01.10

函館水試・早期生産種苗のマコンブ試験養殖、今季は規模拡大


 道総研函館水産試験場が試験養殖に取り組んでいる成熟誘導(人工的に子のう斑を形成させる技術)を利用した早期生産種苗のマコンブは、連携する戸井漁協小安地区で昨季順調に生育し良好な結果が得られた。幅広で実入りも上々だったほか、乾燥歩留まりも良く、漁業者は「折昆布に成形し大半が1等だった」と手応えをつかむ。今季は事業規模を拡大し同地区全約30人が養殖。間引きなど育成管理に努め、さらなる品質向上を図る。


掲載日:2022.01.10

オ海沿岸ホタテ水揚げ最終1%増33万2099トン


 オホーツク海沿岸の2021年水揚げ実績(速報値)がまとまった。北部4単協、南部8単協の最終水揚量は前年比1%増33万2099トン。5万1522トンと唯一5万トンを超えた猿払村が最高水揚げ。ほか宗谷、常呂が4万トン台を確保した。6単協が前年実績を上回っている。


掲載日:2022.01.10

釧路市東部ホッキ年明け赤潮の影響なく安堵

年明け後初水揚げとなったホッキ(1月6日)


 釧路市東部漁協のホッキけた引漁は6日、天候に恵まれ年明け後初出漁となった。漁期序盤の12月はシケが頻発し5日間の操業にとどまっただけに、飯塚良太ホッキ部会長は「この後順調に出られたら」と天候を注視。赤潮による資源への影響もなく今後の水揚げに期待がかかる。


掲載日:2022.01.10

国の22年度当初・21年度補正予算4年連続で3000億円台


 昨年12月下旬に閣議決定された国の水産関連予算は、2022年度当初予算が1928億円、北海道の赤潮対策に15億円などを盛り込んだ21年度補正予算1272億円を合わせ総額3201億円となった。前年度と比べ136億円の増額、補正・当初を合わせた総額は4年連続で3千億円台を確保した。漁業経営安定対策や不漁要因を解明するための資源調査を充実させるなど、環境変化に対応した持続的な水産業を推進していく。


掲載日:2022.01.10

豊洲市場ウニは品薄高値


 東京・豊洲市場の道産ウニの消流は、中心となる根室管内からの供給が少なく、年末商戦が品薄のまま終えた。卸値は中国など海外輸出がリードし、依然高止まり。国内需要が追い付けず、仲卸は「赤潮被害で根室から例年の10分の1ほどしか集まらなかった。順調に集荷できていれば、ここまでは高くならなかった」とため息を漏らす。


掲載日:2022.01.10

石巻市東部支所ナマコ種苗生産に成功


 中国で高級食材として需要が高いナマコの種苗生産に、宮城県漁協石巻市東部支所の若手漁業者が成功した。コストをかけず、漁業者でも実践できる簡易な飼育管理方法を模索。高水温対策や餌となる植物プランクトンの培養などに励み、陸上水槽で育てた稚ナマコ約1600個を放流した。今後、安定した生産体制の確立を急ぐ。資源の維持・増大を図り、冬場の収入源確保を目指す。


掲載日:2022.01.01

耕運機使用でアサリ漁場管理に工夫

 北海道内のアサリ主産地として知られる厚岸漁協。道水産林務部がまとめる北海道水産現勢によると、2019年の全道漁獲量は1488㌧で、厚岸町産は約7割の1004㌧を占める。厚岸湖内の造成漁場「アサリ礁」では約170軒が着業。漁業者が取り組む漁場の管理・保全などが堅調な生産状況を下支えしている。中でも本来は田畑で使う耕運機を導入する漁家が約10軒存在、漁場管理に工夫を凝らし、成育環境の向上につながっている。


 北海道内のアサリ主産地として知られる厚岸漁協。道水産林務部がまとめる北海道水産現勢によると、2019年の全道漁獲量は1488トンで、厚岸町産は約7割の1004トンを占める。厚岸湖内の造成漁場「アサリ礁」では約170軒が着業。漁業者が取り組む漁場の管理・保全などが堅調な生産状況を下支えしている。中でも本来は田畑で使う耕運機を導入する漁家が約10軒存在、漁場管理に工夫を凝らし、成育環境の向上につながっている。


掲載日:2022.01.01

「さろまる」ブランド、ネット通販でカキ販促


 SNSを駆使し販路開拓に取り組む漁業者が増えた中、湧別漁協でカキ養殖に着業する登栄床地区の播摩大輔さん(40)も、協力者といち早く連携しネット販売に力を入れている。タッグを組むのは地元・湧別町で酒屋を経営しながらネット通販会社株式会社モグぱっく(電話01586・2・4910)を立ち上げた橋本祐樹社長(40)。「漁業者が手間を掛け良質に育て上げたカキを全国に広めたい」との思いが具現化し、9年前からネット販売に注力。両者は昨年12月に「さろまる」の名でブランド化も図り、販促を強化している。


掲載日:2022.01.01

鵡川漁協「目指すのはベンチャー」

多くの購入者でにぎわいを見せる直営店「いちうろこ」店内


 「目指すのはベンチャー」。そんな創業間もない成長途上の企業のようなビジョンを掲げるのが鵡川漁協だ。2020年度の販売取扱高が約4億円と北海道内では小規模な漁協だが、昨年9月に開設した鮮魚直営店の売り上げが好調に推移。ホタテの資源造成にも打って出るなど、組合事業の付加価値化と漁業者の所得向上を実現しようと、知恵と行動力を結集している。


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