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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.08.25

解禁から自主規制、サケ親魚確保図る


 今年の秋サケ来遊で極度の再生産親魚不足が予測されている日本海の中・南部地区、渡島管内、胆振管内、えりも以東海域、根室海域の定置業者は、秋サケ定置網漁の操業始期から自主規制措置を実施する。網入れ時期を遅らせ、河川へのそ上を促し、再生産用親魚の確保に努める。日本海の中・南部地区の自主規制措置期間は石狩管内が9月1~7日、後志・桧山両管内が9月3~7日。さけ定置は一階網、二階網とも5日に身網、8日に垣網を網入れ。規制期間中、小定置は魚が入らないように身網の建上げ撤去または樋先封鎖。大謀網、底建網はサケ水揚げの全額を増殖経費に拠出する。


掲載日:2025.08.25

「みな貯金」9月開始


 「第66回みな貯金運動」が9月1日に始まる。重点推進項目「社会貢献型海の子応援マリンちゃん定期貯金」の取扱期間は12月30日まで。全道目標額は100億円に設定。今年は国連が定める国際協同組合年。協同組合の素晴らしさを再認識し、協同の力で海洋環境の変化、資材費高騰などさまざまな困難を乗り越えていく運動に高めていく。


掲載日:2025.08.25

アカ、ソウハチ中心-砂原漁協のカレイ刺網-


 砂原漁協のカレイ刺網は、アカガレイ、ソウハチ中心の水揚げが続いている一方で、大量発生した毛ガニ(稚ガニ)による食害も相当多く、着業者は頭を抱えている。


掲載日:2025.08.11

商戦活路、冷静糸口に-全国秋サケ取引懇談会-


 今年の秋サケ商戦を展望する一般社団法人北海道水産物荷主協会(会長・長谷川博之株式会社イチヤママル長谷川水産会長)主催の第47回全国サケ・マス・魚卵大手荷受・荷主取引懇談会が5日、札幌市のホテル・グランドメルキュール札幌大通公園で開かれた。前代未聞の低生産、超高値形成が想定される来遊予測を踏まえ、消流安定の活路を意見交換。親製品は生鮮消化や高付加価値化、国内加工への回帰などが示された。一方、キロ1万円超の警戒感が漂ういくらは産地と消費地の情報共有で需給・流通動向を見極めた冷静対応などが糸口に挙がった。


掲載日:2025.08.11

羅臼春定置トキサケ振るわず

昨年に比べて単価高のブリ(8月6日、羅臼漁港)


 羅臼漁協の春定置が8月10日に終漁した。主力魚種ではトキサケが今年も不振。ブリは4日現在の集計で数量が前年を3割下回っているものの、単価上昇により金額は2割増となっている。
 4日現在でトキサケの数量は、低調だった前年を65%下回る2.2トンに低迷。金額は71%減の805万円、キロ平均単価は17%安の3646円。


掲載日:2025.08.11

交流と技術革新で魚食拡大-第27回シーフードショー


 第27回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(一般社団法人 大日本水産会主催)が20~22日、東京ビッグサイトで開催される。出展は前年を上回る650社、1592小間で、出展小間は過去最高の規模となる。「コミュニケーションとイノベーションで創造する『ぎょしょく』の未来」を開催テーマに掲げ、魚食拡大の取り組みや商談機会の創出のほか、業界を明るく導く最先端技術が体感できる3日間となりそうだ。


掲載日:2025.08.11

養殖ワカメで東北初、有機JAS認証取得-宮城県南三陸町・BN有機藻類研究会-


 宮城県南三陸町でワカメ養殖を手掛ける漁業者グループ「BN有機藻類研究会」はこのほど、藻類では東北初となる日本農林規格「有機JAS」の認証を取得した。農薬や化学肥料に頼らずに生産された食品であることを認証する制度で、将来的には健康意識の高い欧州など海外への売り込みも視野に入れる。海洋環境が厳しさを増す中、生産するワカメのブランド化を図り収益向上や地域漁業の振興につなげたい考えだ。


掲載日:2025.08.11

秋サケ回帰最低水準-岩手県水技センター予報-


 岩手県水産技術センター(釜石市)は7月30日、2025年度(9月~来年2月)の県沿岸への秋サケ回帰予報を発表した。予測値は尾数で3万3千尾、重量93トンで、いずれも人工ふ化放流事業が本格化した1984年度以降で最低だった前年度から2割程度減少する見込み。東日本大震災前の3カ年平均(2008~10年度)の0.4%程度とした。回帰時期は10月下旬と12月中旬を中心に9月下旬~1月中旬と見込む。


掲載日:2025.08.11

山から海の再生始動-パタゴニア・環境省と協定-


 アウトドア企業のパタゴニア日本支社(神奈川県横浜市、マーティ・ポンフレー支社長)は7月23日、東京都内で開催したシンポジウムで、日本の沿岸環境再生を目指すプロジェクト「Ridge to Reef(リッジ・トゥ・リーフ)」の始動を発表した。環境省との協定に基づき、山から海まで一体的に捉える「流域思考」で海洋環境の回復を図る。同シンポジウムで浅尾慶一郎環境相とマーティ支社長が「流域の視点からの沿岸生態系の再生を通じた里海づくりの推進に関する協定書」に署名した。マーティ支社長は「陸と海のダイナミックで有機的なつながりを認識することが重要。官民が連携することで、長期的な環境目標の達成に向けた取り組みに勢いを与える素晴らしい事例になる」と強調した。
 浅尾環境相は「連携協定の締結により、取り組みの相乗効果が発揮され、里海づくりのさらなる広がりにつながることを期待している」と述べた。環境省が推進する「戦略的『令和の里海づくり』基盤構築支援事業」と連携し、パタゴニア側は全国12カ所のパイロット(試験)事業地で実証実験を予定している。


掲載日:2025.08.11

西網走漁協シジミ潤沢、安定出荷


 網走湖で漁獲する西網走漁協のシジミ漁は、序盤から好調に推移している。後続群が潤沢で水揚量が増加し、販路も拡大したことで、多い時は昨年の約2倍となる1人当たり日量140キロを出荷している。漁期は5~10月。噴流式じょれん底引網で37軒が着業。規定殻幅は14ミリ以上。年間計画は500トンで昨年より100トン上乗せした。6月末水揚量は前年同期比89%増の223トン。7月も好調な水揚げを継続している。


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