函館市尾札部町の能戸フーズ株式会社(能戸圭恵社長、電話0138・63・3211)は、南かやべ産がごめ昆布を使用したしょうゆが看板商品。塩分を抑え、がごめ昆布のうま味を効かせ、素材の味をより際立たせる。普段使いのほか、口コミで中元、歳暮、土産品需要も広がっている。4月の「日本ギフト大賞2016」で都道府県賞の北海道賞を受賞、北海道を代表するギフト商品に選ばれた。
戸井漁協でミツイシ養殖を営む芳賀浩平さんは、施設やコンブの手入れを独自に工夫、シケによる脱落を防いでいる。間引き時の巻き付けで業務用の輪ゴム=写真=を使うことと、4月下旬ごろから浮球(増玉)を増やし施設を安定させることがポイントだ。
釧路管内のさお前コンブ漁は6月1日、釧路市東部漁協を皮切りに、各浜順次スタートする。
同漁協は操業日数4日間を計画。1日3時間採取する。同漁協は「資源、生育状況ともにまずまず」と話す。
岩手県産湯通し塩蔵コンブの第2回入札が20日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。2535箱(1箱15キロ)が上場、主体の長切1等は10キロ当たり4055~3000円で落札。昨季の1.5~2倍の高値で、減産懸念が主な要因だ。
函館市漁協根崎地区のガゴメ養殖は5月上旬に水揚げが終了、4月中旬の低気圧による大シケ被害を受け、例年を大幅に下回る生産量となった。
利尻漁協の大ヒット商品「利尻昆布ラーメン」。天然利尻昆布粉末を練り込んだ乾燥麺にとろろ昆布をトッピングしたもので、あっさりとした塩味のみで展開する。テレビ番組での紹介などで人気に火が付き、販売開始から11年目の平成25年は当初の16倍となる47万袋の実績に。全国各地のインスタントラーメンを集めた専門店「やかん亭」(本店・大阪市)でも断トツの人気を誇る。
南かやべ漁協の平成28年度のコンブ計画数量は、天然や2年養殖、促成など全て合わせて3052トンとした。主力の促成は1月の低気圧で施設損壊や葉体が脱落したものの、移植で復旧を進め昨年度実績を若干上回る計画とした。
岩手県漁連は4月21日、湯通し塩蔵コンブの共販協議会を大船渡市の南部支所で開き、今季産の販売を入札に決めた。相対から11年ぶりに戻る。価格と品質の向上が狙いだ。塩蔵は養殖生産の自家加工で、初入札は5月10日となる。
4月中旬の低気圧による大シケが道南の福島吉岡漁協や松前さくら漁協の養殖施設を直撃した。コンブの大幅脱落や施設全壊など被害状況は深刻。福島吉岡漁協は「壊滅状態」という。間引きが進んでおり、「移植で回復を図るのは不可能」と松前の着業者。「今季は大減産。全壊の施設もあり復旧にも時間が掛かる」と嘆く。
利尻漁協の今季の天然は地区によって繁茂状況にばらつきがあるようだ。同漁協は「仙法志は繁茂良好で鬼脇もまずまず。一方で、鴛泊や沓形は芳しくない」と説明する。
養殖も地区で状況が異なる。鴛泊と沓形は順調に推移している一方で、仙法志と鬼脇が昨年生産を大きく下回る見通しだ。