岩手県大船渡市の森下水産株式会社(森下幹生社長、電話0192・27・5100)は、消費者ニーズに対応した商品ラインナップの充実や、海外市場への展開も視野に入れた第3食品工場の建設を進めている。今夏にも完成する予定だ。
三陸ワカメのシーズン開始となる宮城県産の初入札が6日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開催された。ボイル塩蔵は87トン上場、数量のまとまった階上(気仙沼地区支所)産の芯抜き2等(抜2)が10キロ4620~4220円となるなど、前年初回を1~3割下回る落札が大半となった。昨年産在庫と福島原発事故に伴う風評懸念に加え、色など品質も影響したとみられる。
岩手県山田町の株式会社五篤丸水産(電話0193・86・2188)は、山田産のいくらやホタテ、めかぶをふんだんに盛り込んだ新商品「オランダ島漬け」を、2月に発売した。盛岡市の大手老舗百貨店・株式会社川徳と連携して開発した新商品。今後、販路開拓を積極的に行い、全国に「山田の海の味」をアピールしていきたい意向だ。
岩手県・野田村漁協野田養殖組合(小谷地勝組合長・10人)のホタテ生産が震災前に戻りつつある。メーンの中成貝は水揚げが新年度に8割まで回復する見通しで、平成27年度に10割をめざす。成貝は昨年12月に震災後初めて水揚げ。新年度から養殖管理を共同から個人に戻す予定で、震災前と同様に中成貝と成貝とで周年出荷できる時期が早まりそうだ。
岩手県宮古市の重茂漁協(伊藤隆一組合長)は、今期の早採りワカメ「春いちばん」の収穫を開始し、18日に同漁協の海洋冷食工場前で出荷式を行った。
生育は良好で、今期は震災前と同じ30トンの出荷を目指す。
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(2014年01月27日付)
宮城県漁協は「ホタテガイ取扱い及び処理加工要領」を改正し、15日、県内の生産者団体と買受人に説明した。
これまでなかったまひ性貝毒期間中の取り扱いを設け、中腸腺(ウロ)1グラム当たり150MU(マウスユニット)以下の毒量なら、県が認定する加工場での貝柱製品処理とそれに向けた水揚げを可能にした。
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(2014年01月27日付)
学校法人・東教育研究団が設置運営する事業構想大学院大学(東英弥理事長、東京都港区南青山、03・3478・8411)は、宮城県気仙沼市に水産業に特化したプログラムの大学院のキャンパス開校を目指している。
東理事長らがこのほど、菅原茂気仙沼市長と開校に向けた構想と計画などについて懇談した。今春の開校を目指して地元関係者らと打ち合わせている。
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(2014年01月20日付)
三陸沿岸のマダラ水揚げが年明けから好調となっている。
宮城県北部の南三陸町市場は刺網の大漁で連日3000~5000箱前後の水揚げ。大震災後の休漁で資源が増えたとの見方が強い。岩手県の宮古、大船渡両市場でも延縄で1隻200~300箱の水揚げとなるが、宮古はシケ休みが増えてきた。価格は全般的に下げ気味だ。
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(2014年01月20日付)
三陸ワカメは2月から共販が始まる。新物のシーズン入りを前に、三陸産の買受人で扱い大手・株式会社かわむら(本社・気仙沼市)の川村賢壽社長に聞いた。
比較的多めの在庫が2年続くとみられる中で、「生販一体」の重要性と、コスト削減と風評被害打開による需要回復の必要性を強調。「消費に三陸の生き残りがかかる」。
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(2014年01月20日付)
宮城県漁協の歌津支所青年部(三浦秋敏部長・44人)は今春、磯焼け対策としてウニを除去、除去したウニの移植と養殖による身入り向上試験に着手する。
養殖ではノルウェーで開発されたかごと餌料を使う計画だ。将来的には、養殖出荷で得られる資金から対策費を捻出して除去費用に充て、磯焼け解消と身入り向上の好循環につなげたい考えだ。
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(2014年01月13日付)