網走漁協のタコ箱漁が好調だ。1月~11月17日の水揚げは昨年同期の2倍で434㌧。浜値もキロ500円台の好値を付け、金額は同80%増で2億6400万円となっている。
浜中漁協で海外製の太陽光発電機を搭載する船外機船が2~3年ほど前から増えている。円安や中東情勢の悪化で燃油価格が高止まりする中、発電に伴う燃油コストの削減策で注目。安価で充電作業の手間が要らない海外製が流通し、導入が広がっている。
昨年を上回る水揚げペースのシシャモ(11日、釧路港)
釧路海域のシシャモ漁は、低調だった昨年同期を上回る水揚げで推移している。魚体は小型中心だが、「徐々に大きくなってきた」と指摘する声も出ている。浜値は上げ基調だ。
共和コンクリート工業株式会社(札幌、本間丈士社長、電話011・736・0204)の新技術「幼体移植式藻場造成法(モアシス)」で設置した噴火湾・砂原沿岸のハタハタ産卵礁が着実な成果を見せている。ホンダワラ類の幼体が順調に成長しており、ハタハタの産卵に期待が膨らんできた。
浜中漁協の養殖ウニの水揚げが順調だ。同漁協ウニ養殖漁業部会の佐藤勇人部会長は「日量で1人当たり2かご(1かご約30キロ)分ほどの上場。例年並みの出荷ペース」と説明。身入りもハシリは着業者間で格差があったが10月下旬には全体的に向上し、「例年並みのペースで順調に成長している」と話す。
ひやま漁協のスケソ延縄漁は12月1日に解禁する見通しだ。操業に先立って道総研水産試験場(中央・稚内・函館)が実施した日本海スケソ資源調査では、調査海域全体の産卵群分布量は前年並み6万2000トンと、依然低水準。2007~2009年級(7~5歳魚)群の豊度が低いとみられ、同水試では、今季の漁況を「前年並みの低水準」と予想している。
三陸沖に主漁場が形成されているサンマ漁は、6日以降、一部が東の沖合に移動し、10、11日は釧路、花咲港を中心に道東3港で日量1000トン以上が水揚げされた。
漁業情報サービスセンターによると、現在の漁場は八戸沖から久慈沖を中心に大型船が操業。11月10日前後に形成された厚岸沖125マイルの漁場は「三陸沿岸から南下せず沖合いに出てきたもの」とみる。
中国のホタテ需要が依然として高い。関係者によると国内の原貝量は品薄状態。このため今季の両貝冷凍輸出は昨季以上の3万トン超えが確実視されている。円安進行に加え中国最大手・子島集団の減産も絡み、ホタテ輸出に一層拍車が掛かりそうだ。
序盤の順調な水揚げから一転、10月以降失速した今季の北海道の秋サケ。道総研さけます・内水面水産試験場は11日開かれた道連合海区で前・中期の来遊状況の特徴を報告。前期の来遊数は最近5年間で2番目に多かった一方、中期の来遊数は、主群となる4年魚の回帰が低調で最近20年間で最も少ないことを示した。
落部漁協のナマコ漁が好調だ。10月末現在の漁獲量は昨年より少ない操業回数にもかかわらず約1.5倍。浜値はキロ3500円台の好値だ。
約70隻が操業。昨年はコンブ漁の減産で漁期を早めタモ漁と合わせ10月1日に開始。ことしは10月20日に始め、10月末現在、前年同期比44%増の13トンを水揚げしている。