札幌市の漬魚・味付切身メーカー、株式会社丸加水産(須田公隆社長、電話011・766・1131)は、「銀ひらす」(シルバー)の商品展開を強化している。「銀だら」、「銀ガレイ」などの価格高騰で、全国的に「銀」魚の切り札として注目されており、同社への引き合いも強まっている。
道東沖のサンマ漁は9月に入って水揚げが伸び悩んでいる。道東4港(花咲・浜中・厚岸・釧路)で8月末までは前年同期比59%増だったが、9月15日現在では同37%減の1万7704トン。花咲港では昨年は日産千~2千トンの水揚げが続いたものの、ことしは3桁台と低調だ。
枝幸漁協のけた引は、15日現在で9700トンを水揚げした。修正計画に対して7割強の進ちょく率。日産ペースは1隻3トン前後と厳しい操業を余儀なくされている。
浜中漁協のコンブ生産者の間で、異物混入防止に対する高い意識が定着している。エックス線異物検出装置でコンブ全量を検査し、主に小石や金属を数ミリ単位まで検出する。混入を確認した際は除去・再検査を徹底し、混入物などを記した調書も作成。加えて、各地区の混入率や駄数を算出して回覧することで、生産者段階の混入が減り、昨年の異物検出率は5.5%と導入初年度に比べ半減した。
ホタテ・カキの安定生産と販路拡大に向け、寿都町漁協が昨年度から2カ年計画で進めてきた新たな養殖施設の整備は8月末にアンカーやアンカー綱の設置が完了した。9月以降、着業者がアンカーと幹綱の固定作業を行っている。施設の再整備で従来400トン前後のホタテ生産量は5割増を見込んでいる。
紋別漁協のけた引漁は9日現在、漁場造成を含め合計2万1000トンを水揚げした。進ちょく率は8割に到達。計画達成に向けて船団14隻が順調に操業を重ねている。
株式会社イトーヨーカ堂(東京都)は釧路・道東産魚介類や水産加工品の拡販を進めている。特に釧路港水揚げの地域ブランド「北釧鯖」は釧路店(三浦健一店長)にコーナーを常設。併せてネットスーパーや店舗でのフェアで全国に発信している。また、各種魚介類を素材に使用した総菜、すし、弁当などの商品開発にも力を入れている。
湧別漁協のサロマ湖内カレイ刺網は、クロガレイが好値だ。水揚量は昨年並みに推移しているがキロ500円と堅調。買受人によると「全道的に水揚量が少ないため浜高傾向にある」という。
枝幸町の株式会社オホーツク活魚(藤本隆治社長)は今季の秋サケ商戦からフレーク窒素氷を使った生鮮の高鮮度出荷に乗り出している。細胞が凍る寸前のマイナス1~3度の氷温帯で保冷。船上で活じめした高品質そのままで消費地に届けている。
浜中漁協のホッカイシマエビかご漁は、漁期が8月のみで、兼業するコンブの合間を縫い水揚げする。あるベテラン着業者は、漁獲アップや利便性を追求し、かごや縄など漁具で独自の工夫を施している。