噴火湾では集中水揚げの3月に入っても中国向けの両貝冷凍輸出が鈍い。浜値がキロ300円台と高騰しているため。産地では両貝冷凍を製造し始めているが、関係者によると成約状況は数百トン単位で、ごく一部にとどまっているという。
「キンキのいずし」で知られる伊達市の株式会社中井英策商店(及川昌弘社長、電話0142・24・2934)は、噴火湾産クロソイを使った飯ずしの開発を進めている。水揚量が限られ、商品も限定販売を想定しているが、「室蘭市の魚」に指定されるなど地域が取り組む消流拡大の一助として打ち出していく。
湧別漁協のカキ出荷が終盤を迎えている。今季は各地区で成長が進み身入りは良好。序盤、弱含みの傾向にあった浜値は年明けから徐々に回復。2月中旬以降は1年むき身がキロ3千円台の好値を付けた。
オホーツク海けた引漁は、きょう7日から始まる枝幸、雄武漁協の漁場造成を皮切りに順次、開幕する。今季計画量は前年実績比12%減の17万4270トン。このうち漁場造成は北部、南部合わせ154隻で9000トン前後の水揚げを見込んでいる。
浜中漁協と同漁協毛がに篭漁業部会(堀場伸也部会長)は2月27、28の両日、札幌市のサッポロファクトリーで行われた「オールくしろ魅力いっぱい物産展」に出店。今季から「霧幻(むげん)」の名を冠し、ブランド化に乗り出した特大サイズをはじめ旬の毛ガニを札幌市民に売り込んだ。
道南のサクラマスが好調な滑り出しをみせている。例年より1カ月ほど早く漁がまとまり、札幌市中央卸売市場では2月の取扱数量が不漁だった昨年の約3倍に上っている。
函館市浜町(旧戸井町)の「ちばそーいんぐ」(千葉政人代表・電話0138・82・3188)は、浜の意見・要望を基に「ほかにはない」漁業関連アイテムを考案、製作している。船外機・軽トラック座席カバー、磯回り用胸当てクッションなどで、体への負担軽減、利便性の高さなどから道内各地に普及。漁業者の「こんなアイテムがあれば」を実現、漁やオカ作業における悩み解消に寄与している。
増毛漁協は平成26年からナマコの中間育成に取り組んでいる。幼体は最大で60ミリに成長し昨年7月に初めて放流した。3年目のことしは、初年の10倍となる10万個体を中間育成する予定で、資源の安定化を目指す。
落部漁協(佐々木治一組合長)が落部漁港敷地内に建設を進めていた「落部地方卸売市場」が完成し、3月1日から業務を開始する。老朽化・狭あい化の解消と併せて車両の乗り入れ禁止やサニタリー設備の整備など衛生管理型に進化。製氷貯氷設備や冷却海水シャワーの導入、活魚水槽の増強など品質・鮮度保持対策の機能強化も図っており、新市場を拠点に水産物の付加価値向上に一層取り組んでいく。
むかわ町の有限会社丸中舛岡水産(舛岡昭社長、電話0145・42・2178)は、シシャモ、ホッキ加工で冷凍ずしの新分野に乗り出している。刺身、すし種など生食製品を手掛けてきたノウハウを進化させた。時期や場所を問わず手軽に食べることができ、従来漁期中に地元の飲食店でしか味わえなかった名産をオールシーズン全国に発信していく。