1日付で道水産林務部長に就任した小野寺勝広氏は4日、記者会見を開き、水産行政かじ取りの抱負を語った。漁獲量の減少を課題に挙げ、日本海振興と併せて資源増大などに取り組む漁業者の育成・支援を重点に強調。漁業就業者の減少・高齢化の進行を踏まえ、協業化・共同化も検討事項に示した。
漁場造成を進めている宗谷管内4単協の歩留まりが例年の数値より高めだ。ハシリは7%程度だったが、すでに10%前後まで上昇。グリコーゲン含量も高く各漁協は今後の数値に注視している。
根室湾中部漁協のホッキ手掘りの春漁が7日に始まった。春漁は種貝用に根室漁協、歯舞漁協、日高漁協門別支所に出荷。シケで予定より1日遅れたものの、初日は12人が操業し、水揚げは2トンと、「順調な出足」と着業者。一方、秋には水揚げの安定に向け、懸案だった漁場の資源調査を計画している。
枝幸町の株式会社オホーツク活魚(藤本隆治社長、電話0163・62・4553)は、マイナス1~3度のフレーク窒素氷で鮮度保持力を高め、サケ、ブリなど前浜産の販売拡大に乗り出す。併せて皮・骨・うろこ取りなど加工度も重視。末端の使い勝手を向上させ、特に北海道外の遠隔地での需要先獲得を目指していく。
札幌市中央卸売市場ヒラメ消流は高値で推移している。春先は北海道産の入荷量が少ない中、売り場のメーンとなる銚子産など道外産の入荷が昨年より減少。北海道産の単価を押し上げている。
いぶり中央漁協のマダラ刺網は水揚げが好調だ。着業者が低調なスケソ刺網を早々に切り上げマダラなど他魚種にシフト。3月単月の数量は前年の2倍となっている。
道は1日付で人事異動を発令した。水産林務部では退任した山崎峰男部長の後任に水産畑出身の小野寺勝広・農政部食の安全推進監が就任。水産系の局長、技監3人も交代した。
砂原漁協のエビかご春漁は、ハシリから3週間で前年同期の2倍に増産した。21日以降は1隻日産50~60キロに減産。ただ水揚量は一昨年秋漁から伸びていることもあり、着業者の顔には笑顔が戻っている。
北海道水産物検査協会がまとめた平成27年度道産コンブ格付実績は、前年度比7%減の1万6763トンとなった。天候不順の影響で操業日数が伸び悩んだ日高や釧路、十勝など太平洋側のほか、渡島や宗谷も前年度を下回る実績に。根室は低調だった前年度を上回った。