歯舞、落石、根室の3漁協が操業する貝殻さお前コンブ漁は、繁茂状況が芳しくなく苦戦を強いられている。実入りなど品質は漁場でばらつきがあるものの、着業者からは「まずまず」「さお前らしい理想的なコンブ」との声もある。
ウニ製品に定評のある洞爺湖町の株式会社小川商店(小川恭之社長、電話0142・76・2323)は、折り詰めなどの米国輸出に乗り出す計画だ。加工拠点の乙部工場をHACCP対応に増改築。一般社団法人大日本水産会のHACCP認定を取得する。
道漁協系統・関係各団体は15、16の両日、札幌市の第2水産ビルで通常総会を開き、平成28年度事業報告と29年度事業計画を承認した。最初に開かれた全道組合長会議では、漁業資源増大・資源管理対策、漁業経営基盤安定化対策、安全な漁場環境と豊かな海づくり対策の3項目を重点とする決議を採択。16日の道・道議会を皮切りに要請活動を展開する。
オホーツク海のけた引本操業は、6月から南部でも本格的に始まった。紋別は12日から1隻ノルマ20トン、常呂・佐呂間は16日から12トンに引き上げて操業。4単協が行った初回値決めはキロ200円前後で妥結している。
湧別漁協の底建網は、順調な出足となった。春漁主体のホッケが上向いており、季節外れのマダラも好漁。1隻で日産平均2~3トンを水揚げしている。
えりも漁協のカレイはソウハチが昨年を上回る水揚げペースで推移している。特に本町地区、冬島地区などえりも岬より西側でまとまっている。メインのマガレイも本町地区のオカ側で漁がみえてきたほか、庶野地区では昨年よりも日量が増えている。
浜中漁協のさお前コンブ漁は、解禁から3日後の13日に初水揚げした。14日も出漁し16日現在2回の操業。春の流氷被害は軽微で済みコンブは繁茂しているが、実入りは芳しくないという。
稚内市の水産加工・丸共水産株式会社(宮本宜之社長、電話0162・23・4050)は、消化管での吸収性に優れた低分子糖鎖「糖鎖オリゴマー」の量産技術を開発した。札幌市手稲区に製造拠点「札幌ファインケミカル研究所」を構え、16日生産を開始。カスべ由来のコンドロイチン硫酸などを使用し、3年以内に年間1トンの生産を確立。健康食品や化粧品、医療用の素材などに拡販を目指す。
道ほたて漁業振興協会(阿部滋会長)は今年度、近年の輸出主導型の価格形成で縮小した国内消費の回復対策を重点化。併せて需給バランス適正化に向けた輸出促進を継続し、平成30年度以降の生産回復を見据えた流通体制の整備を進めていく。15日の通常総会で事業計画を決めた。
広尾漁協の春定置はトキサケが不調だ。前年同期比9割減と好漁だった前年を大きく下回っている。途切れず捕れているものの、日量が伸び悩んでいる。一方、浜値は薄漁を映し高値推移。2キロ台は例年高くてもキロ1200円台だが、今季は2.6キロ前後でキロ1700円に付いている。