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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2020.11.09

道東巻網マイワシ2年連続の20万トン超え

TACをほぼ消化したマイワシの荷揚げ(7月、釧路港)


 道東沖の巻網漁が10月末で終漁、主力のマイワシは水揚げが前年比14%増の24万8307トンに達し、2年連続で20万トンを超えた。TAC(25万トン)はほぼ消化。金額も11%増の77億872万円に伸ばした。漁期を通し小型主体の組成で大半がミール向け。キロ平均単価は3%安の31円だった。


掲載日:2020.11.02

散布のウニ養殖、AI予報で大雨対策

アクアドローン「ロボセン」


 品質の高さから近年好値で推移している散布漁協の養殖ウニ。後継者対策に寄与する漁業として期待も大きく新規参入が進む中、養殖場の火散布沼では、へい死を最小限に抑えるための大雨対策にも注力する。これまで調査に携わってきた大学などを中心に今年、四胴型自動航行船「ロボセン」(アクアドローン)を用いた水質調査を開始、AIによる水質予報技術の開発を目指している。


掲載日:2020.11.02

十勝管内シシャモは振るわず

前年を下回る水揚げのシシャモ(10月28日、大樹漁港)


 十勝管内のシシャモは総体的に群れが薄く、水揚げは苦戦を強いられている。十勝総合振興局のまとめによると10月25日現在の管内合計の数量は前年同期比38%減の93トンと低迷。薄漁を映し、浜値は主体の大サイズでキロ2千円台まで上昇。キロ平均単価は87%高の1817円に付き、金額(税込み)を15%増の1億6876万円に押し上げている。


掲載日:2020.11.02

帯広市の江戸屋、秋サケ皮珍味販売伸長

鮭皮チップ


 帯広市の珍味製造・(株)江戸屋(塩野谷壯志社長、電話0155・33・8114)は、北海道産秋サケの皮を使った珍味「鮭皮チップ」が定番商品に成長している。特に本州で売れ行きが好調。昨夏に商品種を拡充し、新規取引先もつかんでいる。


掲載日:2020.11.02

後志総合振興局がブリの水揚げ見学や試食ツアー


 後志総合振興局は地域の魚介類の魅力を知ってもらおうと10月15日、22日の両日に「後志の漁業を知ろうツアー」を実施した。参加者は古平漁港でブリの荷揚げを興味津々に見学するなど、評価は上々だった。


掲載日:2020.11.02

岩内郡スルメイカ伸び悩む

水揚げされたスルメイカ。今後の群れ南下に期待(10月22日、岩内郡漁協市場)


 岩内郡漁協のスルメイカ漁が苦戦を強いられている。10月下旬は数量が伸び悩んでおり、外来船の隻数も1桁台と低調。着業者らは今後、11月以降の群れ南下に伴う増産に期待を寄せる。
 10月22日は地元船、外来船ともそれぞれ4隻が操業。この時期に岩内港を拠点に出漁する石川県の着業者は「きょうは約80箱の水揚げ。最近では多い方」と話す。


掲載日:2020.11.02

平内町半成貝TASC超過で抑制

半成貝の荷揚げ作業


 陸奥湾で水揚げされる半成貝の5割を占める平内町漁協は、TASC制度の割当てを超過しているため、来年から半成貝の水揚げを抑制し、新貝や成貝の割合を増やすこととした。県の指導を受け7月の理事会で決定。各支所には今年の稚貝分散作業から反映させるよう促している。


掲載日:2020.11.02

オ海西部5割増で終盤、メジカ注目

久しぶりの好漁に恵まれた猿払村漁協の秋サケ選別作業(10月26日、浜猿払漁港)


 北海道の秋サケ定置は10月下旬も伸び悩んで5万トン割れが確定的な様相で11月漁に入った。日本海とともに今季健闘を見せたオホーツク西部地区も10月中盤には下火傾向となったものの、昨年比5割増と久しぶりの好漁。定置業者は最終盤のメジカの来遊に注目している。


掲載日:2020.10.26

玉冷は4S以上在庫払底


 コロナ禍の影響で末端消費に不安を抱えながらスタートした今季のホタテ消流。春先の巣ごもり需要に伴う量販店での販売と、テイクアウトを始めた回転ずしの消化が順調で、他の外食産業が低調ながら消費回復に向け前進している。しかし秋口からは原貝の歩留まり低下が著しく5S~6Sが増産、4Sを含む大型のフリー在庫はほぼ払底状態。輸出が期待薄の中、小型アソートの消化が今後の焦点となる。


掲載日:2020.10.26

留萌管内稚貝生産10億粒台


 留萌管内で生産した今年の稚貝は、4単協(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)合わせ前年比13%増の10 億8300万粒。来春はさらに微増となる見通し。一方、韓国向け活輸出は8割増と堅調に推移している。


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