オホーツク海の建マス(カラフトマス)は、特に主産地・オホーツク管内が壊滅的不漁だ。今年は隔年周期の豊漁年のはずが、不漁年の昨年を大幅に下回る状況。前回豊漁年の一昨年に比べて95%減と1割にも満たず、平成以降最低。また、根室管内が不振の前年を上回っているものの、宗谷も大幅減産。3管内合わせて9月20日現在で前年同期比6割減の311トンに低迷している。
来年9月17日に厚岸町で開かれる「第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会」の1年前プレイベントが2日、厚岸漁港屋根付き岸壁特設会場で開かれた。水産関係者ら150人が出席。大会テーマ・ロゴマーク・コスチュームの披露、カウントダウンボード除幕式などの式典、海上歓迎・放流の各行事を通し、本大会に向けた機運醸成を図った。
青森市奥内に本社を構える鮮魚卸の株式会社さ印さんりく(阿部久会長)は年内にも北海道岩内町に営業拠点を開設する。石狩から島牧までを仕入れエリアに想定、当面はヒラメやカレイ、ホッケなどの鮮魚を扱う考え。同社は白糠や浜中、森と道内にも拠点を構え、マイワシやサバなどを扱う。鮮度保持に定評があり、自社便を活用し出荷先を確保している。
オホーツク海沿岸の9月末水揚量(速報)は、漁場造成を含め前年同期比2%減の26万4230トンとなった。計画達成率は91%。雄武、紋別が計画を達成した。宗谷、猿払村、紋別、常呂が3万トン台。猿払村は先週で4万トン超え。6単協が前年同期を上回っている。歩留まりは下降ぎみで11%台が増加。中心アソートは3Sだが4S、5Sも増えてきた。浜値はキロ200円台前半から後半まで差が大きい。200円を割った浜もある。
ホタテ玉冷の消流は、コロナ禍の反動に伴う海外の需要増大とインフレによる急激な円安で、輸出主導の消費形態となったが、最近は米国、EUとも物価高による景気後退不安もささやかれ、関係者は「今後の展開が読みづらい」と苦慮している。一方内販は、仕入れコストの上昇で価格転嫁を余儀なくされる量販店が特に苦戦。関係者は年末に向け、規制緩和に伴うインバウンド需要や国内旅行者の消費回復に期待を寄せている。
森漁協所属の株式会社イワムラ水産は、国内最深漁場で熟成させた養殖カキの新ブランド「Deep sea Aging Oyster『碧~Aoi』」の水揚げを開始した。9~11月の端境期に殻付きの生食用として出荷できるのが強み。2年目の今年は1万個を用意した。岩村雅弘社長代理は「夏場でも冷涼な道東・厚岸、昆布森地区の独占市場に参入していく」と自信を見せる。
釧路管内5単協の成コンブ漁は操業日数が伸びず漁期終盤に入った。9月末までの累計採取日数は昨年同期比44日減の91日(147時間減287.5時間)。中でも8月がシケや天候不順の影響を大きく受け未出漁の浜もあるなど苦戦を強いられた。9月末までの漁協別採取日数は釧路市東部5日減18日、昆布森10日減13日、厚岸7日減20日、散布10日減21日、浜中12日減19日。
北海道の秋サケ定置は9月漁で久々に3万トン台に乗せた。日本海や宗谷管内が健闘、9月後半からオホーツク管内でも日量が増え、休漁明け26日に3500トンと盛漁水準を記録。その後も2千トン台が続き、直近5カ年では最多ペースで折り返し。浜値は下方修正。10月漁の伸びが注目される。
日ロ両政府間協定などに基づき北方領土国後島海域で羅臼漁協所属船が実施するホッケ刺網の安全操業が9月30日に初水揚げを迎えた。ロシアのウクライナ侵攻の影響を受けた調整手続きの遅れなどのため、解禁日だった16日の2週間後ろ倒しでスタート。水揚げは漁船間の差がやや大きい出足となった。
国の枠を越えて環境問題解決に向けた認識の共有、行動計画への合意が行われ、グローバル規模で消費者の環境に対する意識が前進しており、包装産業もこの動きの渦中にある。保全性や利便性といった機能面においても包装業界各社が担う役割は拡大している。環境配慮から包装材料フィルムの薄肉化が進む一方で、フードロス削減の観点からハイバリアフィルムの開発にも期待が高まる。個食や時短、簡便食品の浸透に加え、近年特に需要が拡大している冷凍食品、さらに植物性タンパク質などによる代替肉、“○○フリー食品”といった特定の成分を含まないものなど、変化の絶えない食品トレンドへの最適な対応も包装産業は求められている。