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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2022.12.05

オオズワイ、ブランド展開-森町砂原のハマグチ-

北森ブランドのオオズワイガニ


 鮮魚介類・水産加工品販売を手掛ける森町砂原の魚匠株式会社ハマグチ(濱口聡社長、電話01374・8・4522)は、前浜で水揚げされる良質なオオズワイガニを「北森」(ほくしん)と名付け、今年9月からブランド展開している。東京・豊洲市場では「身入りも味も良く日本海のズワイガニに引けを取らない」と評価が高い。


掲載日:2022.12.05

毛ガニ昨年産在庫足かせ

札幌市場の冷凍品市況が1~11月累計でキロ平均単価6%安5009円の毛ガニ


 毛ガニは北海道産が依然2千トン割れの供給水準ながら2年連続の増産となっている。浜値は増枠の主産地・オホーツク海が前年比1割安。一方、消流は一部サイズで昨年産の在庫を抱え、冷凍品の荷動きが低調。タラバ、ズワイの下落が波及し、相場も不透明感が漂っており、年末需要期の消費動向が行方を握っている。


掲載日:2022.12.05

噴火湾エビかご3単協とも振るわず終漁


 噴火湾のエビかごは、春漁に続き秋漁も不振を極め終漁した。好漁場が湾中央部の一角に限られ、着業した砂原・森・落部漁協の40~50隻のうち、低水準ながらも数量がまとまったのは10隻程度だった。
 秋のボタンエビ漁は9月1日~11月10日。序盤から低調な水揚げで始まり、混獲のオオズワイガニに頼らざるを得ない着業者が大半を占めた。


掲載日:2022.12.05

スケソやコマイ商品化へ、創意工夫で持続的な漁業-標津波心会-


 標津の若手漁師で組織する標津波心会(林強徳代表)は、活じめなど丁寧な扱いや加工品の製造など創意工夫を通じ、前浜での持続的な漁業を確立しようと日々奮闘する。2018年の活動開始以降、鮮魚店や飲食店などの評価と信頼を獲得。来年には波心会メンバーが共同で底建網を実施、スケソやコマイなどの商品化を目指す。


掲載日:2022.11.28

雄島管内スケソ低調25%減1643トン

スケソの網外し作業(11月21日、臼尻漁港)


 渡島噴火湾のスケソ刺網は群れが薄く、水揚げが伸び悩んでいる。着業船の漁獲格差が目立ち、日量変動も激しい漁模様。操業は水深400メートル前後と深み。浜では今後の水温低下による陸寄りでの群れ形成に期待をかけている。一方浜値は、減産推移に加え、海外すり身原料の品薄感などから、卵が未成熟なガム子が多い状況下で高値を形成。卵熟度が増す12月は100円台の半ばから後半が常態化するとの見方が出ている。


掲載日:2022.11.28

砂原カワハギ増加し好値

水揚げが伸びてきたカワハギ(11月21日、掛澗漁港)


 砂原漁協の底建網で11月後半からカワハギが揚がり始めた。1軒当たり100~300キロの水揚げ。中国輸出に引き合いが強く、キロ500円台だった浜値は21日に800円台まで上昇。着業者は「ホッケが薄くチュンチュン(カワハギ)でなんとかカバーしている」と話す。ミズダコも徐々に見えだし好漁に弾みを付けたいところ。12月以降はスケソの乗網に期待がかかる。


掲載日:2022.11.28

道東の地場スーパー・東部、コロナ禍変容に即応

拡大を図っている宅配用のロッカー


 ネット通販、宅配の増加などコロナ禍で変化した消費行動。道東地区で2店を展開する株式会社東武はネット宅配の拡大を図るとともに、リアル購買への回帰も踏まえ、即食、冷凍品対応、SDGsなど時代の潮流をつかんで商品力の強化、販売促進に臨んでいる。ウイズコロナ、アフターコロナの購買動向について、中標津町に構える大型店「東武サウスヒルズ」の木幡竜仁副店長兼鮮魚・ドライグロサリーバイヤーは「店舗での滞在時間が短く、必要なものを端的にそろえて買っていく」と説明。即食系を中心にメニュー提案型の商品戦略を充実させている。3年前に開始した宅配事業もその一つ。「顧客はネットで購入しながら、店舗に来て不足分を追加購入することで買い物時間を最小限にしている」と話す。午前9時までに注文すれば、当日の午後5時までに商品を届ける。契約者には鍵付きのロッカーを提供し、自宅に設置。非接触で届けることができ、宅配でネックとなる再配達も解消。保冷箱・保冷剤を使用し、6~9時間温度管理が可能で、常温、冷蔵、冷凍の全温度帯の商品を配達できる体制を確立している。


掲載日:2022.11.28

ミツイシを種付け-えさん漁協日浦の養殖-


 えさん漁協日浦地区の養殖コンブは今秋、5年ぶりにミツイシの種を付けた。選葉基準が簡略化されたことなどが背景。来夏は主力の促成マコンブとミツイシ両品種を水揚げする。


掲載日:2022.11.28

渡島噴火湾耳づり、おおむね順調


 来季に水揚げする渡島噴火湾(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)の耳づりは、漁家ごと格差も見られる中、夏場の一時的なへい死以降おおむね順調に成育しており、現時点においては昨季の水揚げを下回る漁協はなさそうだ。着業者からは「11月に入り玉付けの作業ペースが早まった」との声も聞かれ、冬場の成長に期待を寄せている。


掲載日:2022.11.28

高値発進、売足鈍る-秋サケ生鮮商船総括-


 8万トン近くに増産した北海道の秋サケ。製品在庫払底の加工需要から相場が近年最高値で滑り出し、量販店の生鮮販売は昨年より高値スタートを余儀なくされ、売足は鈍化。9月後半以降の伸びで下げ相場となったものの、価格訴求の拡販は難儀な商戦となった。生活協同組合コープさっぽろ商品本部水産部の吉田幸博バイヤーに販売・消費動向を聞いた。


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