低調に推移している毛ガニの荷揚げ(2月22日、節婦漁港)
日高西部海域(門別~冬島)の毛ガニ漁は水揚げが低調に推移している。許容漁獲量自体が3年連続の減枠で、昨年比2割強減の過去最低。着業者は出漁間隔を空けて操業効率を高めるなど苦心している。薄漁を映し、浜値は昨年より高値に付いているものの、餌代や燃油代などのコストが重く「採算が合わない」と口をそろえ、資源回復を切望している。