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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2025.04.28

えりも漁協春定置スタートも本マス少なく、今後に期待


 えりも漁協の春定置は、東洋と笛舞の両地区を皮切りに始まった。2地区ともに2経営体2カ統が操業。20日に沖側で網入れし21日に初水揚げ。本マスはまだ少なく、着業者は今後に期待を寄せている。22日に水揚げした東洋地区の着業者は「全体的にハシリとしては昨年より少ない印象。昨年は序盤からニシンが入っていた。これからなんぼか入れば」と説明。「マスは1尾2キロ台が2尾」とし「あとはスケソがなんぼかあったがまだ少ないほう。昨日で350キロくらい。今日はもっと少なかった」と続ける。


掲載日:2025.04.28

軽トラックに防錆加工、漁獲物積載時にあおりを保護


 利尻漁協鴛泊地区の蠣崎大地さんは、一昨年新車で購入した軽トラックのあおりやドア下にラプターライナー加工(高耐久のウレタンコーティング)を施し、積み荷などによるさびや劣化を防いでいる。
 同加工は防錆、防水性、耐紫外線などの特徴があり塗装部分を保護。蠣崎さんは軽トラック購入時に業者に依頼してコーティング。「予算や納車時期の関係で荷台ではあおり部分だけを加工してもらったが、荷台全体に塗装している漁業者もいる。さびやすい運転席の足元を加工している人もいる」と話す。あおりは漁獲物の積み込み時に特に傷が付きやすい箇所。「まかごを擦って載せるので傷が付く。1カ所さびると、そこから徐々に広がっていく」と説明する。


掲載日:2025.04.21

豊かな海継ぐ実践、海岸清掃+藻場造成に挑戦


 斜里第一漁協所属で定置網漁を営む有限会社北洋共同漁業部(代表・伊藤正吉漁協理事)は、生業のフィールド「海」の保全活動で6年前から取り組む海岸清掃に加えて、前浜資源の生息場や産卵場、二酸化炭素を吸収・固定化するブルーカーボン生態系となるコンブ藻場の造成事業に乗り出した。ふるさと納税制度を活用し、漁業や海洋環境保全への理解・関心・参画意識醸成の願いを込めた発信と併せて支援を募る試みも開始。豊かな海を守り、次世代に引き継いでいくための実践の深化・継続を目指している。


掲載日:2025.04.21

ウニ殻で磯焼け対す


 ゴム長靴やゴム工業用品などの製造・販売を手掛ける小樽市の老舗メーカー株式会社ミツウマ(大東藤男社長)は、ウニ殻を藻場造成の施肥材に再利用する磯焼け対策事業を小樽市漁協、同漁協祝津地区磯部会と進めている。


掲載日:2025.04.21

利尻漁協ニシン刺網に活気

好漁に恵まれたニシン(4月15日、本泊漁港)


 利尻漁協のニシン刺網が今年も好漁に恵まれている。鬼脇地区を皮切りに鴛泊地区でも漁がまとまり浜が活気づいた。島沿岸では今年も産卵・放精で海が乳白色に染まる「群来(くき)」が確認されている。


掲載日:2025.04.21

留萌管内ミズダコ減少に不安

昨年のミズダコの荷揚げ(羽幌港)


 留萌管内でミズダコの水揚量が伸び悩んでいる。昨年は各漁協とも前年と比較し2割前後下回っており、単価も安値基調で推移した。直近でもタコ箱や樽流し漁が振るわず、着業者は昨年からの減産傾向に不安を募らせている。


掲載日:2025.04.21

余市郡漁協、エビかご出足順調


 余市郡漁協のエビかご漁は8日にかご入れ、10日に初出荷。出足からシオムシの影響を受けたが数量・浜値とも例年並みのスタートを切った。


掲載日:2025.04.21

釧路・根室ネコアシ生産激減、昨年1トンに満たず


 釧路・根室両管内を主産地とするネコアシコンブの生産が低迷している。道水産物検査協会によるとピーク時に両管内合わせて千トン余りあった生産量は2021年度以降減少が著しく数十トンで推移。24年度は1トンにも満たない大減産となった。釧路管内の着業者は「近年は幻のようなコンブになりつつある」と嘆く。ネコアシを原料におぼろ加工を手掛ける漁家も減少しているという。


掲載日:2025.04.21

小樽市漁協地まき用稚貝8割超生産、射程圏内「2番子も規定殻長クリア」

養殖かごから稚貝を取りだす作業(4月11日、祝津漁港)


 小樽市漁協の地まき用稚貝生産は、当初の見込み通り計画粒数の8割を確保し順調に出荷している。昨年の全道的採苗不振に伴って稚貝確保に苦戦した漁協が大半を占める中、日本海側では同漁協が高い生産率となっており、加藤昭一ほたて貝養殖漁業部会長(第三十八昭栄丸)は「さらに上乗せを目指したい」と力を込める。


掲載日:2025.04.14

米と野菜と組み合わせ、魚の価値引き出す

旬の食材を掛け合わせたマダイと菜の花の煮つけ


 水産業界と同様に温暖化の影響などに直面する米・野菜業界。生産面での不安定さが増す中、水産関係者が米・野菜の最新動向を把握する重要性が供給リスクに備える観点などで高まっている。加えて魚の価値を最大限に引き出す組み合わせや魚料理との相性を理解することは付加価値や商品提案力の向上、変化する食のトレンドの中で新たな商機創出にも結びつく。米と野菜の専門家に取材した。


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