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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2024.09.30

大樹漁協活じめ筋子高評価


 定置業者と自営加工場が連携し、船上活じめで秋サケの拡販に取り組む大樹漁協。来遊資源の低迷が続く中、1尾1尾の価値を創造。沖の水揚げから陸の加工処理まで短時間の強みを生かし、新巻きなどの親製品に加え、生筋子や白子でも鮮やかな見栄えと日持ちの良さなどが評価を獲得。東京・豊洲市場からの引き合いも強まっている。


掲載日:2024.09.23

サクラマス資源増加傾向推察


 1980年代には道内漁獲量の8割程度を占めた道南西部のサクラマス。近年減少し、特に後志、桧山で資源の低下が懸念されている中、道総研さけます・内水面水産試験場は詳細な漁獲データを収集し、新たな資源評価方法を開発した。年・漁獲場所・漁法別の漁獲努力量と漁獲尾数を統計処理し、標準化CPUEを算出。その結果、近年の漁業資源は増加傾向と推察された。


掲載日:2024.09.23

えりも漁協コンブ採り終漁、減産見通し

シケ後に寄った拾いコンブ。長さは短いという(9月17日、えりも港)


 えりも漁協のコンブ採りが終漁した。今季は総体的に繁茂状況が芳しくなく、わずか2日の操業で切り上げる浜もあるなど採取に苦慮。全10地区の累計採取日数は89日(320時間)と前年の228日(796時間)を大きく下回り、大幅な減産が見込まれる。繁茂状況については「2~3月の大シケで抜けた。場所によって差が大きく総体的に陸側は薄かった」と話す。一方で「深みの漁場は実薄だったものの予想以上に着生しており、ねじりで7日間操業でき、最後は浜いっぱい採れた」と表情を緩ませる。


掲載日:2024.09.23

熟成カキ生産量拡大「碧」ブランド10万個出荷


 国内のカキ生産場所としては最深部で養殖している森漁協所属・株式会社イワムラ水産のブランドカキ「碧」が生産拡大に成功した。管理手法に試行錯誤を重ねてきた結果、4年目の今年は歩留まり良好で生残率も高く大幅に増加。生産量は以前の約10倍に当たる10万個に伸長した。出荷は9月上旬から順次始まっている。


掲載日:2024.09.23

余市漁協エビかご ボタン6S中心各隻100キロ

6Sサイズ主体のボタンエビ(9月12日、余市郡漁協市場)


 余市郡漁協のエビかご漁は数量・金額ともに昨年並みで推移し、操業する5隻でボタンエビが3S~6Sサイズ中心、ナンバンエビが小と小小を中心に、それぞれ日量平均100箱前後を水揚げしている。9月5日の浜値ではボタンエビが2万2391円~2110円、ナンバンエビが5591円~1388円を付けた。


掲載日:2024.09.23

サロマ湖3単協9月上旬から本分散


 サロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)の稚貝本分散が9月上旬に始まった。採苗は外海・湖内ともに振るわず、仮分散で確保している稚貝を融通し合いながら、必要量の確保に向け慎重に進めている。


掲載日:2024.09.23

秋サケ盛漁期の水準注目

盛漁期に向かって日量伸長が注目される秋サケの荷揚げ(9月18日、白糠漁港)


 北海道の秋サケ定置網漁は平成以降最低の漁期前予測を下回る水揚げペースで推移している。根室、オホーツクが低水準ながら日量が増加してきた一方、太平洋、日本海・中部以南が9月中旬まで伸び悩み。浜値は出足より下方修正となったものの、依然高位置。盛漁期入りが注目される。漁期前予測で前年比2割減が示されているえりも以東・東部地区主体の釧路管内は、道漁連の集計によると、19日現在で前年同期比59%減の136トン。


掲載日:2024.09.23

えりも漁協 オオズワイ金額伸長

オオズワイの荷揚げ(9月17日、えりも港)


 えりも漁協ではオオズワイの水揚げが伸長している。昨年に比べて型が大きく、9月15日現在のキロ平均単価は前年同期比2.2倍の460円に上昇。加えて数量も57%増の720トンとなり、金額を3.3倍の3億3千万円に押し上げている。同漁協は「赤潮以降ツブなどの水揚げが激減した中、オオズワイに助けられている」と話す。


掲載日:2024.09.16

秋サケ、価格位置焦点に

低調な出足の秋サケ荷揚げ(9月10日、大樹漁港)


 北海道の秋サケ定置網漁は全漁場が操業を開始し、今週から盛漁期に向かって日量の伸長が期待される。いくらなど昨年産の在庫薄、海外産の高値相場などに平成以降最低となる来遊予測が加わって浜値は上昇が想定されていたが、実際に出足の水揚げが極度に少なく、オス、メスとも高位置発進。今季は売り場堅守への適正価格の形成などが焦点。サンマなど他魚種も併せて漁獲動向にも商戦の行方がかかっている。


掲載日:2024.09.16

東しゃこたんホッケ、箱・バラとも高値

14尾入れ主体のホッケ(9月10日、東しゃこたん漁協古平本所市場)


 東しゃこたん漁協のホッケ刺網漁は昨年同時期の1箱(約5キロ積め発泡)17尾入れよりも良型の14尾入れを主体に水揚げし、浜値は6月ごろから箱とバラともに高値で推移している。着業者は「ここ数年で一番いい」と漁況を話す。


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