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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2025.04.14

岩内郡底建網マダラ増産増額

マダラ主体の荷揚げ作業(4月7日、岩内港)


 岩内郡漁協のマダラは2月ごろから上向き、漁獲量は1月~4月5日現在の累計で前年同期比85%増の231トンと大幅増産。キロ平均単価は1.3倍の158円に付いている。一方、ホッケは62%減の167トン、1.4倍の147円と薄漁高値で推移している。


掲載日:2025.04.14

留萌管内地まき用稚貝出荷開始

養殖かごから稚貝を取り出す作業(4月7日、臼谷漁港)


 道北日本海の留萌管内4単協(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)で地まき用稚貝の出荷作業が始まった。購入先の注文数量を積み上げた管内全体の生産計画粒数は昨年並みの11億6100万粒だが、採苗不振の影響で各漁協では3~5割の生産量を想定している。昨年の分散作業では2番手以下の小型サイズも採っており、殻長にばらつきもみられる。


掲載日:2025.04.14

玉玲、安定供給へ-紋別市広瀬水産株式会社ホタテ新工場竣工

貝むき作業は2基備えたオートシェラ―で日量15トンの処理能力


 紋別市の広瀬水産株式会社(廣瀬哲二社長)が紋別市弁天町3丁目に建設を進めていたホタテ玉冷の新製造拠点・弁天工場が竣工した。自動貝むき機を備え、省人化の加工処理体制を構築。併せて最新鋭の計量・検品・包装機器などを導入し、顧客ニーズに応じた高品質商品の生産機能を整備した。原貝の処理能力は既設の紋別工場と同量を確保し、2工場体制で倍増。国内外の需要先へ安定供給に一層取り組んでいく。6月に始まる本操業に合わせ本格稼動に入る。


掲載日:2025.04.14

薫製オイル漬けで商品拡充


 羅臼町の羅臼海産株式会社(渡辺岳雄社長、電話0153・88・1155)は、羅臼・北海道産の薫製オイル漬けを商品展開している。ホッカイシマエビ・タコ・ホタテの3品。規格外なども有効活用し、商品のラインアップを拡充。ワインショップのギフトセットなどの需要を獲得しており、昨年に少量タイプの新規格を加えて拡販に臨んでいる。


掲載日:2025.04.14

留萌管内ニシン刺網各所で短期的に活気


 留萌管内のニシン刺網は、3月末~4月頭の短期間に北るもい漁協や新星マリン漁協の一部地域でやや活気を見せたが全般に低調な水揚げ。「群れが厚くない」と話す着業者が多く、トドなどの海獣被害も重なり苦戦を強いられている。一方、魚体は良型が大半を占めており、他管内の薄漁も影響しメスはキロ600円台と堅調。昨年より若干高値に振れている。


掲載日:2025.04.14

「今までにない」落石タコ好漁ピーク時は尾数制限


 落石漁協のタコ縄は2月で終漁、今季は好漁に恵まれた。ピーク時には尾数制限を設けて水揚げするほどで、山形恭將たこ部会長は「個人的に今季の漁獲尾数は昨シーズン比で約3倍。これほど獲れたのは今までにない」と笑顔を見せる。縄は11月に始まり7隻が着業。山形部会長は「漁が上向いたのは11月末から12月にかけて。12月に入れた縄を揚げた1月は特に獲れた。多い船は日量8~9トン。下側ほど厚かった。1日1隻当たり500~600尾に制限して水揚げすることもあった」と振り返る。


掲載日:2025.04.07

道内初の水産協調型人工リーフ


 道開発局室蘭開発建設部苫小牧砂防海岸事務所が海岸保全を目的に2000年から整備を進めている胆振海岸白老工区の人工リーフ(潜堤)造成は、波消しブロックでは道内初となる水産協調型の構造を採用している。浅海資源の生息場に機能し、ウニの間引き採取など漁業振興を助長。また、コンブなど着生・繁茂した海藻類は藻場を形成し、ブルーカーボン(BC)生態系として「Jブルー・クレジット」の認証取得につなげている。


掲載日:2025.04.07

秋サケ資源評価、制度向上へ


 道総研さけます・内水面水産試験場は、北海道に回帰する秋サケの新たな資源評価手法の開発を進めている。従来14地区に分けて各地区の来遊数を資源評価の指標値に使用しているが、回帰時の回遊行動で他地区の放流資源を相互に漁獲利用している状況がみられ、その相互作用を考慮した「資源動態モデル」(計算方法)を構築し、資源評価の指標値を推定。併せて近年高水温化する沿岸漁獲時の海水温の影響も組み込んで、資源評価・予測の精度向上を目指している。


掲載日:2025.04.07

新ひだか・新冠の5事業者、前浜産 互恵で活用


 日高管内新ひだか町、新冠町の鮮魚卸、水産加工業者ら5事業者が互恵の取り組みで前浜産の活用を進めている。それぞれの得意業務を共有し、獲れた魚介類の円滑処理、仕事・商品づくりなど相互利益を創出。これまで日高昆布だしで味付けした開きホッケやマダラの漬け魚・フライ・珍味などの商品も生み出している。


掲載日:2025.04.07

湧別ニシン刺網大中心強含み堅持外海1隻1トン前後

順調なスタートを切ったニシンの網外し作業(4月1日、登栄床地区)


 3月に始まった湧別漁協のニシン刺網が順調なスタートを切った。序盤はサロマ湖内で1隻日量数トンと好漁、3月末~4月頭は外海で多い船が日量1トン前後の水揚げ。サイズは大主体、高値はキロ400円台と堅調に推移している。


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