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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2022.11.21

広がる「サブスク」商機に


 定額料金で定期的に商品・サービスを提供するビジネスモデル「サブスクリプション(サブスク)」が、水産物の消流拡大でも注目度が上がっている。メーカー側にとっては安定した売り上げを確保でき、経営戦略を立てやすいのがメリット。旬の鮮魚をはじめ未利用魚の活用、刺身専門、下処理済み・調理済み、一流シェフ監修、調理方法の伝授……。工夫を凝らし、「ワクワク感」など消費者の購買動機を刺激している。


掲載日:2022.11.21

古宇郡アンコウ、序盤水揚げ順調

荷揚げされたアンコウ(11月11日、神恵内漁港)


 古宇郡漁協神恵内地区のアンコウ刺網は順調な水揚げで滑り出した。2軒が操業し日量合計は1~2トンで推移。山森漁業部の山森淳代表は「出だしは順調」と話す。
 11月上旬に操業を開始した。古宇郡漁協の担当者は「神恵内は昨年に比べても多い感じ」と説明。市況はキロ400~200円とやや伸び悩んでいる。


掲載日:2022.11.21

釧路・根室管内の漁業・水産会社100社合計3年ぶり増


 株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2021年度売上高ランキングは、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が12年連続のトップとなった。上位100社の売上高合計は03年度の集計開始以降最少だった前年度比8.5%増の1968億4700万円と3年ぶりに前年度を上回った。安定した仕入れルートの確立で原料を確保し、ホタテやウニ、カニなど巣ごもり消費で底堅い需要に対応、相場の高騰も加わって約7割の企業が前期比増収となった。


掲載日:2022.11.21

北海道二海サーモン、地元生産の種苗を初投入


 八雲町とひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会が取り組む「北海道二海サーモン」の海面養殖で15~18日、2023年春に迎える4期目の水揚げに向け、幼魚1万尾を熊石漁港内のいけす2基に投入した。22年は八雲町熊石サーモン種苗生産施設で育てた幼魚を初めて活用している。


掲載日:2022.11.21

工業扇や薪ストーブ導入でコンブ乾燥を効率化


 利尻漁協沓形地区でコンブ養殖を営む中辻清貴さんは、乾燥施設に薪ストーブや工業扇などを導入、乾きむらを改善したほか乾燥の効率化を図り燃料費の削減につなげている。台車にコンブを並べるなど乾燥前の準備で使う併設の大型施設も改良、来季から一部を乾燥スペースとして活用し1日の生産能力を上げる構想を示す。


掲載日:2022.11.21

北海道秋サケ回復軌道入りの兆し


 2015年以来7年ぶりに来遊数が3千万尾を超えた北海道の秋サケ。中期までの来遊実績では特に近年失速した中期が伸びて全地区が前年を上回っている。道総研さけます・内水面試験場の解析によると、2018年級の4年魚が全地区で前年比増加となりけん引。資源回復の兆候となる成熟年齢の高齢化も見られ、3年魚の回帰では近年にない高水準の19年級と合わせて来季も回復持続が期待される。


掲載日:2022.11.14

知床・ウトロ 新風吹く

魚料理店「OYAJI」の外観


 ウトロ漁協所属で定置網漁を営む有限会社協和漁業部(古坂彰彦代表)は、加工販売に乗り出す。併せて魚料理を専門に提供する飲食店を15日に開業。多角的に自船「第二十八栄宝丸」で水揚げした魚介類の付加価値向上に取り組んで、定置経営の持続安定、前浜・知床産の消費拡大を目指す。


掲載日:2022.11.14

東しゃこたんブリ、浮動大きい水揚げ

引き合いが強いブランドの「鰤宝」


 東しゃこたん漁協の大定置網漁は10月下旬にブリが獲れだし増産基調を示したものの、11月上旬になり浮動が大きい。唯一着業する丸榮水産の竹谷得郎社長は「今年の秋は例年にも増して小型魚のフクラギが多い」と話す。一方でブランドの「鰤宝(しほう)」は道内外で評価が上昇し、7日は高値でキロ4400円を付けた。美国沖で1カ統が操業している。ブリは9月に入り徐々に見えだし、10月10日ごろから日量4~5トンと伸びた。10月21日はブリ類の合計が9トン、27日が12トン、29日が25トンなどと盛漁期を迎えた。11月8日現在では2日の38トンが今季最多だった。8日が2トン、9日が8トンと増減の幅が大きい。


掲載日:2022.11.14

噴火湾ホタテ、規制続き生鮮出せず


 噴火湾東部・北西部のまひ性貝毒数値がいまだに下がらない。自主規制を解除できない状況に各漁協や加工業者は気をもんでいる。ここ数年、韓国向け活貝にシフトしている室蘭漁協では、例年11月に始まる出荷を見送っている状況。贈答用など年末需要で引き合いの強い3年貝も生鮮流通できず、関係者は早期の解除を願っている。


掲載日:2022.11.14

生筋子、荷動き伸長


 札幌市中央卸売市場の生筋子消流は、水揚げに比例して取扱数量が昨年に比べ大幅に増えている。いくらの在庫払底下、ロシアの冷凍卵調達が厳しい状況も見込んで高値の前半戦から加工筋の手当てが進行。9月後半以降の盛漁で下げ相場となり、さらに活発化し、10月は昨年の2倍以上。道内産地全般で荷動きが伸長している。


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