8月29日早朝の北朝鮮のミサイル発射に対し、道の高橋はるみ知事、道漁連の川崎一好会長、大西正紀えりも町長らが30日、小野寺五典防衛大臣を訪問、北朝鮮に毅然とした態度で臨むよう緊急要請を行った。
北海道の秋サケ定置が30日開幕する。今季の生産予想は引き続き、7万トン規模の超低水準。製品の消流は親子とも高コスト供給継続による消費減退、輸入品の先行消化など需要縮小が懸案事項。商戦の見通しや流通対策の重点について、道漁連の鈴木聡参事に聞いた。
第19回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが23日から3日間、東京ビッグサイトで開かれた。国内外の魚介類や加工品、調味料、添加物、機器資材が多数出展。輸出拡大やHACCP関連セミナーの規模も拡大、海外バイヤーとのマッチングやメディア招致も強化した。
【尾道】業務用昆布を中心に加工販売する株式会社味昆(広島県尾道市、山本哲治社長、電話0848・56・1445)は5月末、昆布の粒や粉末、スライス・パン切りの刻み(ウエット・ドライ)といったほぼ全製品を対象に大日本水産会の「水産食品加工施設HACCP認定制度」認証を取得した。衛生管理や防虫対策を徹底するなど認証取得を見越して建設した第1・第2工場、低温倉庫をベースに、チェック体制を細分化するなどソフト面も強化。高品質で安全・安心な各種製品を供給していく。
アジアを代表する魚食産業国際見本市のジャパン・インターナショナル・シーフードショーが23~25日、東京ビッグサイト東7・8ホールで開かれる。大日本水産会(白須敏朗会長)主催で19回目。国内外850社以上が出展し、地域自慢の逸品「プライドフィッシュ」や簡便商材「ファストフィッシュ」など目白押し。世界で愛されるすし商材や新たなマーケットのハラル対応商材、関連機器・資材など8500以上のアイテムが集まり、熱気を帯びた商談を繰り広げる。
今季の秋サケ商戦を展望する全国大手荷受・荷主取引懇談会が2日、札幌市のホテル・ロイトン札幌で開かれた。親製品では旬期の生鮮消化や付加価値向上への商品づくりなど消流安定策を意見交換。いくらは不漁予想で国産の高値継続が見込まれる中、競合品にベニ卵も加わり、世界的な需給・相場動向を見極めた慎重な価格形成を確認した。
製パン・製菓業界を長年支えてきたミキサーメーカー株式会社愛工舎製作所(埼玉県戸田市)は水産加工向けの提案を本格化させる。製菓生地を作るのに必要な、最適な温度管理を保ちながら瞬時に切断・混合する工程は「水産加工品とも共通する。かまぼこやすり身などにもすでに生かされている」と牛窪洋光社長。「まだまだ用途は広がるはず。水産業界とより接点を持ち、新商品開発のお手伝いができれば」と期待を込めている。
「輸出」に特化した初の食品展示会「“日本の食品” 輸出EXPO」(主催=リード エグジビジョン ジャパン株式会社)が10月11~13日、千葉市の幕張メッセで開催される。ジェトロが共催、農林水産省が協力。東京都内で24日行われた説明会には、出展社から360人が参加。海外展開に力を入れたい関係者の意気込みを感じさせる内容となった。
オホーツク海沿岸のホタテ漁が水揚げピークの時期を迎え、主力製品の玉冷生産が進んでいる。相場は下方修正されたが輸出は依然鈍く、米国、中国の動きは限定的。一方、内販も様子見の状況だが回転ずし中心に年間オファーの動きも。末端はさらに一、二段下げの相場を期待している。
株式会社モリタホールディングスの腰部サポートウエア「rakunie ラクニエ」は、日常動作を妨げず、腰の負担が大きい前屈姿勢時のみサポート力を発揮。平成24年の発売以来、腰に負担を抱える仕事に携わるワーカーに高い評価を得ている。直近では、漁業会社大手が複数着注文。漁労以外でも、加工や運送時の作業にも引き合いが強い。