宮城県女川町の株式会社和田商店(和田俊一郎社長、電話0225・54・2266)は、好評の「鮭寒風干し」シリーズの展開に加え、無添加と豊かな風味を誇りにした新商品「桜の舞」を今春発売した。同社のこだわりは、素材の良さを最大限に生かすことと、顧客の健康面を目的とした「無添加」。商品の多くが受賞歴を誇る逸品だ。
紋別市の有限会社カネカ片山商店(片山登社長、電話0158・23・2893)は、主力のタコ加工で、消費者直結の商品展開に乗り出している。簡単調理の新たな食べ方提案と併せて、自社ホームページ、催事販売などで発信。紋別産タコの販売拡大、企業名の浸透を目指す。
東日本大震災で生産の止まっていた宮城県産養殖ホヤ(マボヤ)の水揚げが始まり、初夏に盛漁期を迎える。全て3年子で1日20トンペースの水揚げ、キロ130~100円の滑り出し。3年余のブランクを感じさせない人気ぶりだが、震災前まで推定で半分以上が輸出されていた韓国の輸入禁止により、国内販売だけではだぶつく可能性も。生鮮以外の味付けや珍味加工の模索も始まった。
岩手県陸前高田市広田湾産のカキが、株式会社イワイ(本社・東京都品川区)が運営する店舗「おむすび権米衛」の新商品「春牡蠣のしぐれ煮」として、3月下旬から販売開始され、人気を集めている。
ナンバンエビ(甘エビ)の水揚げ日本一を誇る北るもい漁協は、「甘エビ日本一」を商標登録する予定だ。販売促進と宣伝効果を期待し、年内の登録を目指している。
基幹魚種となるナンバンエビの知名度アップを目的に、独自のイメージキャラクター(萌えキャラ)を作成し売り込む考え。直販事業のシジミに次ぐ売上品目として位置付けていく。
ワカメの消費が落ち込んだままだ。全国主要都市1世帯(2人以上)当たりの購入量は、平成25年まで3年連続で年間1000グラムを割り込み、8年で約4割減った。東日本大震災のあった23年からの100グラム平均単価が150円前後まで上がり、価格上昇が消費低迷の大きな要因と推測される。地方別では、三陸のワカメ関係者間でいわれたような関西方面での大きな落ち込みはうかがえない。
水産物の消費減少に歯止めをかけるには、家庭内での魚食復権が課題だ。「料理知識が乏しい」「調理や調理後の後片づけが面倒」「生ゴミが出る」などが魚料理離れの要因に挙げられるが、最近20、30代を中心に自分磨きや花嫁修業などで料理教室に通う女性が多く、魚料理への関心も高まっている。魚をさばけるのは料理上級者という現況を逆手に取って、「女子力アップ」の心理をとらえた食育活動も魚食普及の一手になりそうだ。
2014年04月14日付け紙面より-pdf- |
この記事は2014年04月14日の一面に掲載されました。
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宮城県名取市の株式会社ささ圭(佐々木圭亮社長、電話022・784・1239)は東日本大震災の被災を経て、復興を目指して懸命な努力と活発な販路拡大などの活動を展開している。震災後、同社製品を高く支持する多くの顧客からの応援を受けて事業を再開。沿岸部の閖上地区から内陸部に移転して新工場を建設。多くの催事への出展など、製品の品質と手作りの良さを積極的にアピールしている。
宮城県気仙沼市で水産業と観光業の一大拠点として、気仙沼魚市場に隣接していた海鮮市場「海の市」。東日本大震災で甚大な被害に見舞われたが、建物の補修改修を経て、同市自慢のサメをテーマにしたミュージアムや観光施設が4月2日にプレオープンした。関係者が集って再開を祝い、復興に向けた歩みの継続と発展を誓い合った。同施設のメーンとなる海鮮物や水産加工品の物販、魚介類中心のレストランなどは7月までに再開される予定だ。
3月に解禁となったボタンエビ主体の噴火湾エビかご漁は、スローペースの出足だ。今季春漁はズワイガニが異常に多く掛かり、水揚げの減少に拍車を掛けている状況。落部漁協の着業者は「サイズがいいのに水揚げが伸びない」と肩を落とす。
24日に水揚げした着業者は、低調な水揚げながらも「中が主体で型はまあまあ」と話すが「場所によって獲れる量は違うが全体的に少ない」と表情は険しい。特に「ズワイガニが多く掛かりエビが散っている感じ」と説明。浜値は高値基調で推移しており「メスでキロ4600円付いた日があった」と話す。