昆布森漁協の春定置でトキサケが好漁だ。ハシリから獲れ、6月7日現在の累計漁獲尾数は6万3500尾に。竹川繁サケ定置網漁業部会長は「多少の切れ間はあるが、大きく切れることはない」と説明。魚体は「小さい」という着業者が多く、平均目廻りは昨年を下回る。
ひやま漁協瀬棚地区の底建網は5月下旬からヒラメの水揚げが伸びてきた。加えてウマヅラハギやイナダといった近年水揚げが増加傾向の魚種もまとまっている。
釧路市漁協の刺網船3隻は、サメガレイの活じめ出荷に取り組んでいる。えらと延髄切りで血抜き処理を徹底。船に冷水機を搭載するほか、荷造りで窒素氷を活用、鮮度保持にも余念がない。「極(きわみ)」ブランドで流通、出荷先の札幌市中央卸売市場で定着するほか地元・釧路でも浸透してきたという。着業者は「価格は野じめの1.5~2倍」と手応えを感じる。
湧別漁協所属・第三十六栄進丸(1.8トン)の斉藤進さんは5月中旬から6月、サロマ湖内でサヨリの浮網漁に着業する。「網の刺し方は人それぞれ」と話す斉藤さんに漁具・漁法を聞いた。
湧別漁協のサヨリ漁が5月後半に始まった。浜値は昨年に比べ弱含みの傾向。水揚げは1隻100尾前後と少なめ。着業者は盛漁期となる6月の好漁に期待している。
5月25日に札幌市内で開催された第22回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会で、道漁連の大谷内優営業第一部長が「ほたての生産・流通動向等について」と題し講演した。今季のオホーツクは歩留まり、アソートが良好で玉冷が昨年並みの生産量となった場合、輸出・内販合わせ2万トンの消化を想定。ボイル販売は陸奥湾産ベビーの増産も予想され苦戦を強いられる可能性に言及した。
ひやま漁協江差地区のベニズワイガニ漁は水揚げが順調に推移し、今季も計画数量を達成する見通しだ。組成は大型中心で、ズワイガニの代替需要なども加わって浜値は昨年より2~3割高に付いている。
戸井漁協でミツイシ養殖を営む芳賀浩平さんは、施設やコンブの手入れを独自に工夫、シケによる脱落を防いでいる。間引き時の巻き付けで業務用の輪ゴム=写真=を使うことと、4月下旬ごろから浮球(増玉)を増やし施設を安定させることがポイントだ。
水産庁は7月から試行する太平洋クロマグロのTAC(漁獲可能量)制度で、特定の魚種のみを管理するのが難しい定置網は全国17道府県で漁獲枠を共同管理する方式を導入する方針だ。
宮城県漁協は今季水揚げ対象となる養殖ホヤについて、東京電力への賠償請求方針を固めた。福島第一原発事故を理由にした韓国の輸入規制が解除されず、生産が回復するホヤのうち5千㌧強が水揚げできないと危惧されていた。この分を埋め立て処分することで市町と対応を協議し、東京電力に対し、震災前の韓国輸出向け出荷価格を参考に補償を求めていく。