水産物の卸・小売事業などを行うフーディソン(東京都中央区、山本徹CEO)が提供する、魚の加工技術に特化した人材紹介・派遣サービス「さかな人材バンク」が好評を得ている。事業開始から半年で、鮮魚小売店やスーパー、飲食店など登録数が1000件を超えているという。
道東沖の巻網漁が10月末で終漁した。好漁だったマイワシは昨年比48%増の12万1820トンで、25年ぶりに10万トンを超えた。一方サバは同6%減の1万2211トンだった。
全国漁港漁場協会は10月31日、盛岡市の岩手県民会館で「第68回全国漁港漁場大会」(岩手県、JF岩手県漁連、岩手県漁港漁村協会後援、全国漁港海岸防災協会協賛)を開いた。全国から1700人の関係者が参集し、漁港・漁場・漁村・海岸整備の促進を求めた。岩手県での開催は34年ぶりで、東日本大震災からの復旧・復興支援に対する感謝と今後のさらなる復興に向けた位置付けの大会となった。
越年在庫の払底と記録的不漁で空前の高コストとなった北海道産新物いくらの市況は、しょうゆがキロ9000円、塩が1万円を超え、前年の5割高以上に高騰している。供給量は2000トン台の最低水準が見込まれるが、末端需要は輸入冷凍卵の製品に切り替える動きも目立つ。今後の価格変動は年末商戦での消費動向に行方がかかっている。
道南の企業や研究機関などが連携し、コンブに付く毛(ヒドロゾア)を除去する装置「昆布毛取り機」を開発した。回転式専用研磨ロール(意匠登録済)に伸した生乾きコンブを当てて、組織に入り込んだ毛を削り落とす仕組み。足元のペダルを踏み込んだときだけロールが稼働する省エネ型。軽量・シンプル構造で、メンテナンスやロールの着脱も簡単にできる。
7、8月に好漁だった稚内漁協のスルメイカ漁は、9月以降の秋漁で下火になっている。日量は9月中旬~10月中旬に多くても6000箱、少ない日は3千箱と夏のピーク時の半分以下。同一漁場での日変動も生じ、船間格差が大きい。
オホーツク海けた引漁は10月末で宗谷、頓別、沙留、湧別、網走の5単協が本操業を終えた。宗谷は2万6600トン、湧別は1万3500トンを水揚げ。当初計画に対する進ちょく率は頓別、沙留が120%を超えた。
まるいち沼田商店株式会社(宮古市、沼田貫一社長)は自社ブランドの「氷頭なます」を復活させた。従来品に比べてプロテオグリカンを増量して差別化、販路の拡大を目指す。「40年かけた研究の成果」と沼田社長。サケが持つ機能性に早くから着目。しかし、今までは工場が老朽化していたため新商品生産になかなか踏み出せずにいた。昨年竣工した新工場を機に、増産体制に臨む。
11月1日解禁となる岩手県産アワビの第1期(11月)分入札が10月25、26日、盛岡市の県水産会館で開催された。227.3トン上場、10キロ当たり7万8671円平均で落札され昨シーズンを5%上回った。昨シーズンの価格下落要因となった干鮑(かんぽう)の流通がやや好転したほか、鮮鮑(せんぽう)の当面の流通見通しが良いことも反映。サンプル検査での肥満度の上昇も値上げを後押しした。