道産カキ主力のサロマ湖では、大半の漁家が1月中に出荷を終える見通しだ。例年同様ゴールデンウイークごろまで続ける漁家は圧倒的に少なく、浜値はむき身でキロ2000円台と堅調に推移。このため「荷動きはシーズン当初から鈍いまま。年を越してさらに鈍くなった」と、市場関係者は肩を落としている。
えさん漁協尻岸内地区のウニたも採りは、漁獲対象のキタムラサキの身入りが例年より悪く浜値が低調だ。漁場に餌になるコンブなど海藻が少ないのが影響しているとみられ、今後、藻場の食害抑制も兼ねてエゾバフンの採捕も始める。
北海道立漁業研修所(鹿部町、黒島光博所長)の開所20周年記念式典が16日、札幌市の京王プラザホテル札幌で開かれた。研修修了生をはじめ全道各漁協の組合長、道、道議会、系統・関係団体など関係者160人が出席。20年の節目を祝うとともに、浜の第一線で活躍する人材輩出を担う研修機関の存在意義をあらためて確認し合った。
戸井漁協東戸井地区(前浜)のコンブ養殖は、ミツイシ中心に促成マコンブも手掛ける。ミツイシの成長経過を確認した芳賀浩平さんは「今までで一番良い状況」と声が弾む。爆弾低気圧などによるシケ被害もなく「このまま順調に」と願う。2月に入ってから間引きを開始し、さらに成長を促していく。
岩手県一のアワビ水揚げとなる宮古市の重茂漁協は昨年11、12月の今季、2号品含め17トンと低迷した。2季続けて10トンずつ減らし、危機感を強める。餌海藻の不足を大きな要因とみて対策に全力。ワカメなどの給餌に加え、コンブ増殖で「スポアバッグ」「海中林」という新手法に乗り出した。全県的な一段の減産で資源懸念が深まる中、注目、期待される。
歯舞漁協は「舞撰(まいせん)」の名称で地場産ホッカイシマエビのブランド化に乗り出した。昨年11月中旬に商標登録が完了。専用ステッカーもつくり、それを貼る出荷用パックはエビの赤色が映える黒色でより丈夫なものに部会で統一。品質管理も徹底し良質な煮エビを生産する。村内茂歯舞北海えび漁業部会長は「これを機に、より一層PRに力を入れていきたい」と話す。
青森県の昨年のコンブ実績は、数量が低調だった前年の3.1倍となる407トン。加えてキロ平均単価も50%高の2027円に上昇し、金額は4.6倍の8億2600万円と伸ばした。
三陸ワカメの入札が2月1日の宮城県産からスタートする。今季は宮城、岩手両県合わせ2万7804トンの生産が計画され、昨シーズンを約2000トン、7.5%上回る見通しだ。これまで両県とも生育は良好で目立ったシケ被害もなく、順調な出荷が期待される。
株式会社ブロケード(横浜市)は昨年12月29日、東京・原宿にサーモン丼専門店「熊だ」をオープンした。国産のサーモンのみを使用。日本全国の養殖サーモンのブランド化が進む中、都内でも珍しい業態であり、既存店との差別化を図る。原宿という土地柄とも重なり、インバウンド需要も取り込む。