えりも漁協所属・有限会社菱栄協栄水産(佐藤勝代表)の新造定置船「第六十一明神丸」(アルミ船、18トン)が竣工した。安定航行と網起こしなどの作業性を重視し、船体を低く長さを取った設計。海水殺菌装置(㈱東和電機製作所製)の搭載など鮮度・衛生管理の設備も強化した。今秋の秋サケ漁から本格稼働し、ブランドサケ「銀聖」をはじめ日高管内の基幹魚種・秋サケの安定生産に機能発揮が期待されている。
羅臼漁協の天然コンブ漁が19日にスタート、序盤はオカ側中心に採取している。地区でばらつきはあるものの今季はコンブが繁茂。ただ総体的に実入りや葉幅、長さなど品質面は芳しくなく、着業者からは「これだけ良くないのは久しぶり」「等級比率は落ちる」などと不満の声も多い。
東京・築地市場のアフリカダコの消流はここ1~2年で搬入量は減少、価格も高値で推移している。それに伴い、北海道のミズダコにも需要が高まり、生冷は例年に比べキロ600~500円ほど上昇。主力の価格帯は1300円から2000円台に届くこともあり「生冷は高過ぎて扱えない」と仕入れを控える仲卸も出始めている。
生産量全国3位の岡山県。そのうちの約半数を出荷する日生町・牛窓町の両漁協は養殖環境の保全に力を入れている。海底のゴミや余分な泥を除去するため、着業者は小型底引で漁場を清掃。日生地区は沿岸に自生するアマモ場の造成に取り組み漁場環境の改善につなげた。また、2年前からハシリでも高歩留まりの商材を出荷。末端の需要とマッチして販売は好調だ。
日生・牛窓両地区は播磨灘に面し、岡山県の1級河川(高梁川、旭川、吉井川)や兵庫県の2級河川・千種川からの栄養塩が養殖地に豊富に効率よく供給される。1年貝を生産。漁期は例年10月末~4月中旬。昨季は約1700トンを水揚げした。
約50軒が着業。漁場の保全を第一に考える。終漁後は筏を撤去し小型底引船で海底に落ちたカキなどの有機物を回収。また漁期中に堆積した泥を耕うんでかくはんさせて洗浄。赤潮や貝毒の原因になるプランクトンの増加を抑制している。
日本食材の海外進出を展開する(株)epoc(東京都)は、5月末から6月にかけてタイ・バンコクで開催された国際食品見本市「タイフェックス」に出展、山梨県産の養殖魚「甲斐サーモンレッド」を紹介したところ、身持ちや発色の良さなどタイほか近隣諸国のバイヤーから高い評価を得た。この実績を糧に鮮魚を中心とした日本食材の販路拡大に拍車をかける。
10月11日の豊洲市場開場に向け、東京都は17日、札幌市の第二水産ビルで衛生・品質管理など市場の機能、物流体制などを周知する説明会を開いた。北海道の荷主や運送業界などの関係者約30人が出席。築地市場からの移転作業に伴う休市時の荷受体制の確保などの要望が出され、都や市場関係者は荷受対応を行う方針を示した。
青森県、三沢漁港のスルメイカ荷揚げ岸壁に上屋がかけられる。近く始まる県の岸壁補強工事が終了後、三沢市が2759平方メートルの幕屋根式施設を整備。来年6月に完成する予定だ。「赤トンボ」と親しまれる三沢産昼イカの衛生管理と付加価値向上を後押しする。
昼イカの水揚げでにぎわう同漁港では、4基の浮桟橋から8隻が同時にコンベヤーで岸壁に荷揚げできる。浮桟橋3基分の荷揚げスペースとなる岸壁の北東側を幕屋根式施設で覆う。市の工事は9月ごろ始まる見通しだ。
留萌管内でスルメイカが昨年より早くまとまった。7月頭から水揚げが始まり⑾日から二十数隻で4日連続の4千箱台。16日時点のイカ釣水揚量は昨年の4・7倍に当たる3万1500箱に上る。大半が発泡で25尾主体に20尾も多い。
道漁連留萌支店の集計によると、苫前漁港を中心に11日は23隻で4100箱、12日は26隻で4900箱、13日も同じく26隻で4100箱、14日は25隻で4千箱、休み明け16日は12隻で590箱。
函館市漁協のスルメイカ釣漁は解禁から1カ月半以上が経過、着業船は松前や前浜(津軽海峡)に分かれて操業し日間差の大きい漁模様となっている。サイズも小さく、発泡バラが主体。着業者は今後の好漁と組成アップに期待している。
同漁協のスルメイカの取扱いは17日現在で数量が前年同期比13%減の71トン、金額は同16%減の7025万円、キロ平均単価は同3%安の991円となった。
北海道観光振興機構は19日、メディアを対象とした観光情報を提供する発表会を東京都内で開催。道内各地域の観光協会らが参加するなか、斜里町や斜里第一、ウトロの両漁協関係者も登壇し、「サケ水揚げ日本一のまち」を掲げた観光事業をPR。観光と漁業がタッグを組み、旅行シーズンを迎える秋に向けたプロモーションを発信した。