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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2020.05.25

貝殻さお前、6月1日解禁


 歯舞漁協は16日、コンブの生育・繁茂状況を調べる前浜の資源調査を実施、浅場中心に流氷被害が見られた。同漁協は調査結果などを参考に、21日に開いた理事会で貝殻さお前の解禁日を6月1日と決めた。
 資源調査は毎年、コンブ漁期前となる5月に実施。今年は友知から納沙布岬にかけての65地点で行い、採取したサンプルのコンブを計測した。
 調査に携わった漁業者は「陸側は氷で削られ白くなっており、平均的にコンブが若かった。ただ場所によってはコンブが生育してきたところもある」と話す。


掲載日:2020.05.25

オ海5単協で本操業開始


 オホーツク沿岸の本操業が宗谷、猿払村、頓別、雄武、紋別の5単協で始まった。宗谷は日産320トン前後、紋別は250トン前後の水揚げ。6月から全域で開始する。漁場造成は枝幸、沙留、網走が継続中。12単協合計の20日現在累計水揚量は4万8千トン余りとなった。歩留まりは7~8%台と低く、自然発生貝(天然貝)優先の水揚げで組成は小型傾向にある。


掲載日:2020.05.22

根室漁協の花咲貯氷・冷蔵第二工場が竣工

花咲地区に完成した貯氷・冷蔵第二工場


 根室漁協(大坂鉄夫組合長)が根室市花咲港地区で建設を進めていた花咲貯氷・冷蔵第二工場が竣工した。サンマ棒受網漁や秋サケ定置漁など操業の繁忙期に加え、ロシア水域のサケマス流網漁禁止に伴うホタテ漁場の新規造成、サバ・イワシ漁など新たな氷需要や保管機能のニーズに対応する新施設。6月から本格稼働し、漁獲物の円滑流通、魚価の向上につなげていく。


掲載日:2020.05.18

コロナ禍も何の 活動進化

刺身用に仕立てたニシン


 標津前浜で漁獲する水産物の魅力発信や6次産業化に挑む標津波心会(林強徳代表)の活動が飛躍している。昨年始まった東京の鮮魚店とのコラボや今後本腰を入れる地元での対面販売など、若手ならではの行動力を発揮。新型コロナウイルス感染拡大の逆境下でも旗印に掲げる前浜産鮮魚の普及や付加価値化に向け着実に歩みを進めている。


掲載日:2020.05.18

道、コロナ禍の影響長期化で漁業生産額2000億円割れ試算も


 道水産林務部は12日に行われた道議会水産林務委員会で、新型コロナウイルス感染拡大が今年12月ごろまで長期化した場合、外食産業の消費減退や輸出停滞などで全道の漁業生産額が2千億円を割り込む可能性があるとの試算を提示した。2019年の生産額(2350億円)を500億円超下回る。
 各漁協に対し、4月20日ごろに新型コロナが漁業生産額に及ぼす影響を聴取した上で推定。その結果、魚価安や操業の制限などで水揚高が落ち込む見通し。乗組員の雇用打ち切りや廃業などの懸念が高まるほか、生産額のダウンが漁協の経営悪化につながると不安視する声も上がった。


掲載日:2020.05.18

札幌市の「北海〆さば 鯖専門店」一商材入魂でファン獲得

札幌市西区に構える北海道で唯一のしめさば専門店


 札幌市の「北海〆さば 鯖専門店」(福原一博代表、電話080・4586・0038)は、2018年6月の開店以来、店名通りに「しめさば」の一商材を追求している。独自ルートで調達する国産の厳選素材に、川上の漁業者と川下の料理人の両端に従事し培った魚介類の知識と調理技術を注入。幅広い層のファンをつかんでいる。


掲載日:2020.05.18

女川の鮮冷とマルキチ阿部商店、業務提携で設備共有・原材料融通


 宮城県女川町の水産加工2社、(株)鮮冷(石森洋悦社長、電話0225・25・5100)と(有)マルキチ阿部商店(阿部淳社長、電話0225・53・2505)は5月末、業務提携を結ぶ。製造ノウハウを共有し、原料調達や物流、営業面での協力関係を築く。
 業務提携に向けた調印式は4月28日に行われた。具体的な提携内容は今後詰めるが、▽販路の共有▽設備の共有▽ノウハウの共有▽人的リソースの共有▽原材料の融通の5点を柱に、気候変動に伴う漁獲量減少や後継者不足、新型コロナウイルス感染問題などの苦境を乗り越えたい考え。


掲載日:2020.05.18

ウニ専門店「UNIHOLIC」、家庭向け料理キット販売


 東京・六本木のバルスタイルのウニ料理専門店「UNIHOLIC(ウニホリック)」((株)kuLo運営)は、店舗のメニューを自宅で再現できる料理キットの販売に着手した。消費者の外出自粛が続く中、「ステイホーム」生活にちょっとした贅沢をウニを使って提供する。店側も営業時間の短縮による減収幅の縮小を図り、新たな収入源の確保に向け活路を見いだしていく。


掲載日:2020.05.18

釧路市東部漁協、青年部がカキとウニの試験養殖にチャレンジ


 釧路市東部漁協青年部(司口圭哉部長)は、千代ノ浦漁港内でカキとウニの試験養殖に乗り出した。部員7人で二手に分かれて取り組む計画。司口部長は「試行錯誤して自分たちの養殖漁場に合った手法の確立を目指していきたい」と話す。カキは司口部長が中心となり取り組む。三陸から半成貝約7千個を搬入してかご養殖。殻付きで生産する計画。「どの程度成長するか楽しみ。カキ養殖に関してはまだまだ知識が浅いので、成長速度や潮流などの環境を見極めながら工夫していきたい」と意気込む。
 また「市内のスーパーに並ぶのは他産地のものばかり。ネーミングなども考え、釧路市産のカキが並ぶよう取り組んでいきたい」と展望を話す。


掲載日:2020.05.18

砂原漁協、アカ苦戦、ソウハチ安値

カレイの選別作業。ソウハチは増えてきた(12日、砂原漁港)


 砂原漁協のカレイ刺網は休漁明けの3月からアカガレイが振るわない。4月以降はソウハチが増えだしたものの、末端消費が伸びずキロ2桁と安値基調。着業者は1~2日置きの操業調整を強いられている。


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