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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2022.10.17

宮城県秋サケプラン見直し事業再構築


 宮城県は、2026年度までに秋サケの稚魚放流を年間6千万尾などとする「さけます増殖振興プラン」を見直した。深刻な不振が続く来遊実績を受け、目標の達成は困難と判断。種卵確保や回帰率回復といった安定的なふ化放流事業の再構築に軸足をいったん移し、厳しい運営を強いられている放流団体の集約化なども進めていく。


掲載日:2022.10.10

利尻ヒラメ、ブランド力に磨き

冷却装置(中央)を完備した「ひらめ蓄用施設」


 利尻漁協は昨年、「ひらめ蓄用施設」の水槽全6基に冷却装置を完備、水槽内を適温に保って魚体の擦れや身痩せを防止、より品質の高い活魚を生産する体制に整備した。たもを使わず水揚げすることやゴム手袋を着用しない選別など魚体の擦れを徹底的に防ぐ従来の取り組みと併せて「利尻産ヒラメ」のブランド力に磨きをかけている。


掲載日:2022.10.10

オ海建マス、壊滅的不漁


 オホーツク海の建マス(カラフトマス)は、特に主産地・オホーツク管内が壊滅的不漁だ。今年は隔年周期の豊漁年のはずが、不漁年の昨年を大幅に下回る状況。前回豊漁年の一昨年に比べて95%減と1割にも満たず、平成以降最低。また、根室管内が不振の前年を上回っているものの、宗谷も大幅減産。3管内合わせて9月20日現在で前年同期比6割減の311トンに低迷している。


掲載日:2022.10.10

スルメイカ入荷少なく高止まり-東京・豊洲市場-

高騰が続くスルメイカ


 東京都・豊洲市場で生鮮スルメイカの高騰が続いている。入荷量がまとまらず卸値が落ち着かない。仲卸業者は「1尾単価が高過ぎて客単価の安い店には売り込みにくい」とため息をつく。東京都の集計によると9月23~29日の平均値で1日当たりの入荷量は11.3トン。前週より19%伸びたものの、前年同期比では25%減と低調。大きさは1箱5キロ入れで20~25尾主体。価格は同27%高で、高値1620円、中値1269円、安値216円。


掲載日:2022.10.10

マルハニチロ、日本初「海洋債券」発行


 マルハニチロ株式会社は9月29日、海洋保護などに関する事業資金の調達を目的に、10月下旬に発行を予定している公募形式債券「ブルーボンド」(第1回無担保社債)の概要を関東財務局に提出した。発行年限5年、発行額50億円の予定。使途は環境持続型の漁業・養殖事業とし、日本では初めての発行となる。


掲載日:2022.10.10

食用加工品、前年並144万トン-2021年水産加工統計-


 農林水産省がこのほど公表した2021年水産加工統計調査結果によると、昨年の食用加工品の生産量(焼・味付のりを除く)は143万8686トン(前年143万6880トン)とほぼ前年並みとなった。主要種類別では、練り製品、煮干し品が増加、冷凍食品、塩蔵品、塩干品、節製品は減少した。


掲載日:2022.10.10

青森市のさ印さんりくが岩内に営業拠点開設


 青森市奥内に本社を構える鮮魚卸の株式会社さ印さんりく(阿部久会長)は年内にも北海道岩内町に営業拠点を開設する。石狩から島牧までを仕入れエリアに想定、当面はヒラメやカレイ、ホッケなどの鮮魚を扱う考え。同社は白糠や浜中、森と道内にも拠点を構え、マイワシやサバなどを扱う。鮮度保持に定評があり、自社便を活用し出荷先を確保している。


掲載日:2022.10.10

留萌秋サケ定置9月末水揚げ2倍

秋サケの選別作業。盛漁期となり活気に満ちている(10月3日、礼受漁港)


 留萌管内(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)の秋サケ定置が好調だ。9月末の水揚量は1595トンとなり、苦戦した昨年の2倍に伸長。浜値も卵需要の高まりからメスがキロ千円台前半と堅調に推移し、金額は漁期途中で過去最高の14億4238万円(税込み)に達した。


掲載日:2022.10.10

宮古陸上養殖ホシガレイ試験3季目、大型化へ改良餌

初出荷された陸上養殖ホシガレイ


 岩手県宮古市は6日、陸上養殖調査事業で育てた高級魚ホシガレイを市魚市場に今季初出荷した。餌を改良してサイズアップを図った平均700グラムの10尾が競りにかけられ、1尾(800グラム)3400円の最高値が付いた。早期事業化を目指す取り組みも3季目。後半戦に入った。流通状況や市場評価などを調べながら、本格的な生産につなげたい考えだ。


掲載日:2022.10.10

「みやぎサーモン」ベトナムでGI登録

活じめの高鮮度が売り。張りのある身は生食向き


 宮城県産養殖ギンザケの活じめブランド「みやぎサーモン」が、ベトナムで地域の農林水産物・食品を守る地理的表示(GI)保護制度に登録された。ベトナム当局が模倣品を取り締まることで品質担保などが図られ、輸出拡大の後押しになると期待される。日本の水産物が海外への直接申請でGI登録されるのは初めて。


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