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新聞記事

2024年6月の記事一覧

掲載日:2024.06.17

低未利用魚の活用促進-仙台市のかね久-

深海魚ナガヅカに高級パン粉を付けて揚げた一品


 食品卸、地域商社の株式会社かね久(仙台市若林区、遠藤伸太郎社長、電話022・353・7697)は、おいしく食べられるのに調理の難しさや見た目の悪さから市場に出回りにくい魚などを活用するプロジェクト「みらい・バリュー・TOHOKU」に取り組む。産学官共創で付加価値の高い加工品を開発、販売。環境や人、社会に配慮した商品やサービスを選ぶ「エシカル(倫理的)消費」に対応した東北発のブランド確立を目指す。


掲載日:2024.06.17

海業の漁村活性化に焦点-2023年度水産白書-


 水産庁は11日、2023年度の水産白書を公表した。特集では海業による漁村の活性化について取り上げた。海や漁村の地域資源の価値や魅力を最大限に活用することにより、地域の所得や雇用機会の確保を目指すものとして、先行事例や推進への施策などを示し、これから取り組もうとしている地域の参考にもなるようまとめた。白書を通し、広く国民の関心を促し、日本の水産業について理解してもらうことを目指している。


掲載日:2024.06.17

FOOMAに実績機出展、人手不足・食品ロス解消に一手-TOSEI-

密着真空包装機「SP-4434」


 「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2024」(東京ビッグサイト、4~7日)に出展した。実機のデモンストレーションを繰り返しながら品質や作業効率の高さを示し、人手不足の解消や食品ロス削減につながる真空包装の性能を訴求した。7月に発売する新製品で要望の高かった密着真空包装(スキンパック)対応機も紹介し、来場者の関心を集めていた。


掲載日:2024.06.17

生残率9割、約3900尾


 江差町とひやま漁協江差支所の江差サーモン養殖部会が取り組むトラウトサーモン(ニジマス)養殖は、5月29日に2期目の水揚げを実施した。水揚数量約3900尾、生残率は92.8%。平均体重は2.6キロだった。


掲載日:2024.06.10

要望応え、無二追求

青森県の漁業者の要望で開発したクロマグロ一本釣り疑似餌ソフトウルメ


 明石水産株式会社の焼津漁具センター(静岡県焼津市、電話054・629・0111)はクロマグロの一本釣りなどで使う資材の販売で全国から注文を得ている。漁業資材の開発・卸売を手掛ける株式会社下田漁具のグループ。漁業者の要望をくみ取りながら他社にまねできない魚種・漁法に特化した商品を品ぞろえ。明石水産副社長で同センター店長の宇都宮綱基さんにマグロや底魚の釣漁の漁具について聞いた。


掲載日:2024.06.10

オ海南部、本操業開幕


 オホーツク海沿岸の本操業は、北部に続き南部(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)でも始まった。常呂は日産420トン、紋別、湧別は290~280トンの水揚げ。


掲載日:2024.06.10

ミツイシ収穫本格化-えさん漁協尻岸内地区-


 えさん漁協尻岸内地区の養殖コンブは、5月25日にミツイシの収穫が始まり、生産作業が本格化している。昨年の採苗と種付けする時期が遅れたものの、大きな影響なく生育。実入りも順調に進み、着業者は今後のさらなる成長に期待を寄せている。


掲載日:2024.06.10

寿都町コウナゴ水揚げ依然低水準


 寿都町漁協のコウナゴ漁は4月26日に解禁し、5月29日現在の漁獲量は同漁協全体で561キロ、金額は163万円(税抜き)。依然として厳しい漁模様が続いている。


掲載日:2024.06.10

紋別漁協沖合でマダラ量産

網入れ直後から順調に水揚げされるマダラ(6月3日、紋別港)


 紋別漁協の底建網でホッケ、マダラが好漁している。多い船は日量10トン前後の水揚げ。漁場間で魚種ごとに数量差はあるものの大半が好調だ。ホッケはローソクが少なく良型主体。一方、浜値はホッケがキロ100円台後半と前年同期より約2割高の半面、マダラは100円前後で2~3割の安値に振れている。


掲載日:2024.06.10

新技術胃洗浄導入で活じめ一夜干し品質向上


 斜里第一漁協の定置業者・有限会社豊慶漁業部(佐藤唯行代表)は自船「豊慶丸」で漁獲したサクラマス、ホッケなどの価値向上を目指し、菌の増殖抑制など日持ち効果を得られる「胃洗浄」の新たな鮮度保持技術の実施に取り組んでいる。「船上活じめ」など徹底した血抜き処理で仕立てる一夜干しの高品質化と併せて前浜資源の知名度向上や魚食普及を図っていく。


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