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新聞記事

2023年11月の記事一覧

掲載日:2023.11.27

「北海道 椒房庵」水産新ブランド始動


 昨年6月に恵庭市で北海道工場の操業を開始し、今年9月には「昆布だしめんたいこ」など道産水産品ブランド「北海道 椒房庵(しょぼうあん)」(8月7日付既報)を立ち上げた食品メーカー・株式会社久原本家グループ(福岡県久山町、河邉哲司社主)の株式会社久原本家 北海道(浅野高弘社長)。北海道の恵みを最大限生かし、新しい価値を付けた食品を北海道から全国、世界に発信していくビジョンを始動。引き続き「ブランドビジネス」の深化に挑戦、道内企業や生産者との連携も含め北海道の食産業の発展に貢献を目指す。


掲載日:2023.11.27

水産業下支え-漁船・搭載機器特集-


 近代化が進む漁船建造関連業界。原材料費の高騰や人材確保といった課題が山積する中、水産業界の発展に向け、その下支えとなる造船業や搭載機器メーカーの役割は年を追うごとに高まっている。ここでは沿岸漁業で活躍する最新鋭の新造船や、船舶業界をリードする関連企業の主力製品を紹介する。





掲載日:2023.11.27

前・中期は予測の6割-道総研さけます・内水試、来遊動向解析-


 来遊数が7年ぶりに3千万尾を超えた昨年から一転し、異常高水温の状況下、2千万尾台前半に後退した北海道の秋サケ。道総研さけます・内水面水産試験場の解析によると、中期までの来遊実績は年齢別で5年魚(2018年級)が予測に対する下振れが大きかった。4年魚(19年級)の回帰数も低水準で、特にえりも以東・西部からえりも以西は昨年の3年魚での回帰数を下回る異例の現象が起きている。前・中期を合わせた全道の来遊数(10月31日現在の沿岸漁獲数と11月5日現在の河川捕獲数の合計)は2122万7281尾で前年同期比67.6%、漁期前予測比63.6%となった。


掲載日:2023.11.27

西網走ワカサギ薄漁で小型


 網走湖で漁獲する西網走漁協のワカサギ漁が振るわない。1軒で日量100キロの漁獲制限は達成しているが、通常1回の引き網で獲れる量が複数回と苦戦している。着業者は「遡上(そじょう)群が低調であれば昨季同様に年明けの氷下漁が心配」と不安を募らせている。27軒が着業。11月1日に中層引きのワカサギ漁がスタートし11月末まで続ける。同漁協では「秋漁の中心となる湖内の残留群の漁獲量は例年並みの予測が示されており、遡上群も11月中旬以降確認されているが、実際の漁獲量は例年より少ない」と説明する。


掲載日:2023.11.27

えさん「バキバキ」開始

出荷されたバキバキ


 えさん漁協尻岸内地区ほっけ刺網部会のブランド「海峡根ぼっけバキバキ」の秋漁が11月上旬に始まった。水揚げは多い船で日量60箱。髙島信幸部会長は「出足の漁模様はまずまず」と感触を話す。ただシケが多いほか、例年に比べてサメ被害が目立ち、着業者は今後の海況好転を願う。


掲載日:2023.11.27

日本昆布協会、4年ぶり大使と懇談会開く


 日本昆布協会(吹田勝良会長)は6日、神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸で「昆布大使と会員企業の懇談会」を開いた。4年ぶりの開催で会員企業代表者50人余が出席。食育や消費拡大、商品開発などについて意見を交わした。昆布大使は80人(海外2人含む)が活動。食育やイベント出展のほか、SNSを活用したレシピ紹介など同協会の消流宣伝事業に携わり、昆布の普及に努めている。


掲載日:2023.11.27

いぶり噴火湾加工貝前年比1%減7930トン計画


 いぶり噴火湾漁協の2023年度加工貝(2年貝)水揚量は、前年比1%減7930トンを計画している。伊達地区の「早出し」は10月30日にスタートしたが「例年より小ぶり。各地区でへい死も進んでいる」(同漁協)ことから、本来の水揚量には届かない見通しを示している。


掲載日:2023.11.27

おいしく無理なく減塩で健康増進支援

塩分量を抑えた魚介と野菜の塩ラーメンセット


 地域の健康増進に一役買おうと、理研ビタミン株式会社(東京都新宿区、山木一彦社長)は21、22の両日、仙台市青葉区の宮城県庁2階「カフェテリアけやき」で食塩無添加の自社製顆粒(かりゅう)だしを使ったラーメンを販売した。塩分量は通常メニューの半分程度で、セットのチャーハンも気兼ねなく味わえると好評。食事に気を使う男性客らの胃袋も満たした。


掲載日:2023.11.27

旬のASCカキPR


 「牡蠣の日」の23日、宮城県石巻市の市かわまち交流広場で、環境に配慮した地元産カキをPRする第20回石巻かき祭りが開かれた。生食用むき身のほか、のり入りのかき汁やチャウダー、アヒージョなどカキ尽くしの料理が販売され、来場者は旬の味覚を満喫した。水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証を取得する県漁協石巻市東部、石巻湾、石巻地区の3支所と市などでつくる石巻かきブランド化事業委員会の主催。かき汁の販売コーナーでは、家族連れらが磯の香りや立ち上る湯気に誘われて列を作り、「ジューシーでぷりぷり。とてもおいしい」と熱々を頬張っていた。


掲載日:2023.11.20

学生受け入れで操業効率化、生産過去最高に


 全道的にコンブ漁業の陸回り不足が慢性化する中、広尾漁協の保志弘一さんは、道内外の大学生らを受け入れて人手不足を解消、生産向上を図っている。今年はこれまでで最多となる15人の学生が陸上作業に携わったことで拾いコンブを中心に操業を効率化、過去最高の水揚げにつながった。また、付加価値対策としてコンブの製品化工程で発生する副産物を利用した独自商品の製造にも注力。漁村の活性化と持続可能なコンブ漁業に向けて取り組みを深化させている。


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