宮城県漁協はカキの共販開始に向け24日、むき身の品質検査を石巻総合支所で実施する。卵持ちの割合が低ければ29日入札開始を決める。4日に同支所でかき部会を開き買受人代表とも協議し、漁期対策を決定した。生産見込みはむき身で1700トン弱、昨季よりやや増える見通しだ。また、生食向け期間の5月までの2カ月延長を県に要請することにした。
北海道の秋サケ定置は8月30日操業開始のえりも以東、日本海北部を皮切りにシーズン入りした。出足の浜値はメスが600円後半中心、オスが300円台と堅調。繰越在庫が順調に消化した好環境下、特にメスは強含みの様相も呈しているが、マス卵の搬入量、ガラの輸出停滞など懸念材料も存在。安定消流への価格形成はホタテ減産のオホーツクの漁獲動向などに行方がかかっている。
歌手生活14年の酒井絵理さん、村岡里実さん=写真右から=のピアノボーカルが楽しめる。アメリカンポップスからジャズ、カンツォーネ、歌謡曲まで毎夜4、5回のステージを繰り広げる。
2人のほかに女性ボーカル3人が日替わりでライブ。アットホームな雰囲気で「女性1人でも気軽に来店してくれる」。7月で開店3年目に入った。
25席。システム(消費税別)はセット料金3500円、2時間飲み放題が男性4200円、女性3800円。午後7時~ラスト。日・祝定休。
札幌市中央区南5西4南興ビル8階 011・561・2007
札幌市の”魚鬼”(いとう)COMPANY(伊藤和雄代表、電話011・788・7337)は、ホッケやサバなど開き魚の血合いを水道水圧(直圧)で取り除く「水ノズル血合い洗浄機(水ジェッター)」を開発、販売している。迅速、きれいに血合いを洗浄・除去でき、魚嫌いの一因に挙げられる生臭みのない干物づくりを後押しする。
道漁連経由で道産魚介類を取り扱う全国の卸や商社でつくる「道ぎょれん会」の秋季取引懇談会が1日、東京都内で開かれた。輸出環境変化に伴い内販促進が鍵を握る秋サケの親や輸入原卵の影響を受けるいくら、極端な無い物高に直面するホタテ製品の商戦に向け熱心に情報交換した。
宮城県漁協志津川支所のカキ生産グループが試験養殖する「あまころ牡蠣」に弾みがつきそうだ。天然採苗のシングルシード(一粒種)養殖で、今季の種苗を豊富に確保できる見通しとなった。これまで2年のチャレンジで生産技術はほぼ確立。未産卵となる1年養殖の殻付出荷に向け、採苗分散から事業化が期待される。
湧別漁協のけた引漁は2日現在、累計1万3733トンを水揚げし計画の5割を超えた。最終的な今季計画量は前回修正した2万5000トンのまま。計画達成に向けて船団12隻が操業を重ねている。
ホヤのビール「海鞘エール」=写真=が好調な売れ行きだ。宮城県南三陸町の㈱ヤマウチ(山内正文社長、電話0226・46・4976)が8月25日に販売開始、同月末までに1000本を超えた。岩手県の地ビールメーカーが製造過程で志津川湾産マボヤの煮汁などを加えて生産。ホヤのように赤く、「ほのかにホヤの味がする」と評判だ。
道漁連は8月末、平成27年度道産コンブ生産予想を6月末に示したものから約430トン下方修正し、1万7371トンとした。前年度実績比4%減。平成17~26年の10カ年平均と比べても5.5%下回る。
紋別漁協のマス小定置は、低調な水揚げで終盤を迎えた。お盆明けの9000尾が日産最高で、1万尾超えがないまま9月に突入。着業者は物足りなさを感じつつも、増えてきた秋サケの好漁に期待感を膨らませている。