6月から本操業入りしたオホーツク海では、各漁協で値決め交渉が始まった。価格はキロ160~130円。高歩留まりとなった昨季より52~30円安だが、一昨年と比べ約30円高の高水準。歩留まりは最高12.5%で昨季より約6ポイント減少している。
札幌市中央卸売市場の荷受・髙橋水産株式会社(髙橋清一郎社長)を中核とするカネシメグループは、本年度から3カ年を計画期間とする「第二次中期ビジョン」を策定した。第一次(23~25年度)の成果と課題を踏まえ、グループや取引先との連携によるシナジー効果を発揮しながら、北海道産の取り扱いや輸出事業の強化などに取り組んでいく。
【韓国=松本名司】「スケソはない」。韓国の水産関係者は一様にこうため息をつく。福島原発事故後、日本の対韓国輸出は減少し、特に昨夏の汚染水漏出問題以降は激減。自国の水揚げも低迷、ソウルの市場関係者からは「ここ数年は産地で消費され、首都圏に入らない」との声も上がる。