岩手県のイサダ(ツノナシオキアミ)漁が3日始まり、大船渡~宮古の4港に226トンが水揚げ、キロ43~24.4円で販売された。翌4日も含め、価格は昨年ハシリ(2月26日開始)並みで、漁模様、漁場とも不安定な滑り出し。宮城県は3日の漁解禁が延長され、10日からとなる。
全国サンマ産地市場流通連絡協議会は5日、札幌市内で総会を開き本年度予算案を承認、退任した佐藤亮輔会長の後任に根室漁協の大坂鉄夫組合長を選出した。 副会長は、任期を1年延長し3年、人数を1人増やし4人体制に変更。大坂新会長が選任し、後日決定する。
12~3月の厳寒期に操業する日高管内の毛ガニ着業者は、水揚げしたカニの鮮度・品質保持対策を徹底している。カニを入れたかごに保温バッグをかぶせたり、かごの代用にふた付きの衣装箱を使うなど、カニに冷風が当たって凍結・劣化するのを防ぐため、さまざまな工夫を凝らしている。
釧路市の株式会社釧路内燃機製作所(川合利幸社長)は、自動ウニ殻割り機「ウニ割りくん」の新型機(200型)を開発した。従来機(100型)とほぼ同じ外寸で、処理能力を毎分最大200個と2倍に機能アップ。人手6人分以上の仕事量をこなす。浜中町のマルキ平川水産株式会社が3月に1号機を導入した。
古宇郡漁協泊地区のカレイ刺網が2月末に始まった。先行開始した高橋吉男さんは4日現在3回出漁。アカガレイとソウハチ中心で「1、2日目はまずまずだったが、3日目は低調。トータルすると昨年並みの出足」と説明する。浜値は安く推移している。
様似・前浜産の消流拡大を目指し、6社で立ち上げた「様似町水産加工共同事業協議会」は、ことしから共同商品の生産・販売を本格化する。日高のブランドサケ「銀聖」を使った「日高昆布じめ」の拡販に乗り出すほか、ツブの燻製などを打ち出していく。
襟裳岬周辺で深刻な漁業被害をもたらしているゼニガタアザラシとの共存をテーマにしたシンポジウムが2日、札幌市内で開かれた。アザラシの生息状況や漁業被害の実態などが報告され、関係者は環境省が今年度策定する保護管理計画や漁業被害防除策のあり方を考えた。
森漁協のミズダコは2月まで昨年並みの低調な水揚げで推移。一方、浜値はキロ990円と高値基調だ。
昨年4月~ことし2月末の累計数量は同1%減の112トン、金額は浜高を反映し同8%増の8966万円。このうちタコ箱漁では同18%増の57トンを水揚げしており、金額は同19%増の4756万円、キロ平均単価は同1%高の829円だった。
【神戸】兵庫昆布海産株式会社(神戸市、中山俊社長)は2月21日、有馬温泉のホテルで節目の「第60回春の招待商談会」を開いた。全国の加工流通業者約110人が出席、出来高は過去最高の8億8567万円を記録した。商談を終え、中山社長は「60回の節目を迎えられたのは皆さまのおかげ。大変感激している。一つの通過点。65回、70回と開催していきたい」と話した。
札幌市のカネシメ食品株式会社(寺尾新吾社長、電話011・618・2275)は、数の子をフライに仕立てた。新たな料理提案で商品開発。従来のすし種主体から惣菜需要へ販売チャネルを広げていく。